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アカリクとOfferBoxを比較|院生の研究経験をIT就活に活かす

研究の専門を深める、研究で身につけた力を活かす、進路を広げるという3つの目的
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研究に取り組みながらIT業界の仕事を探す大学院生にとって、アカリクとOfferBoxは企業との接点を増やす選択肢です。

どちらも研究経験をプロフィールで伝えられますが、対象とする学生や、企業と出会うために使える手段に違いがあります。

研究テーマに近い仕事を探したいのか、研究で使った技術を別の仕事に活かしたいのかを考えると、自分に合う使い方を選びやすくなります。

本記事では、IT職を検討する大学院生に向けて、アカリクとOfferBoxの違い、研究経験を伝えるプロフィールの作り方、届いたスカウトの見極め方を解説します。

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アカリクとOfferBoxの違い

アカリクとOfferBoxは、どちらも企業がプロフィールを読み、関心を持った学生へスカウトを送るサービスです。

アカリクは理系・大学院生に向けたスカウトやイベント、就職相談を提供し、OfferBoxは幅広い業界の企業へ経験や興味を伝える場として使えます。

研究を書けるかどうかだけで、一方を選ぶ必要はありません。

まずは、対象と研究の伝え方、企業との接点を同じ項目で比べてみましょう。

比較項目アカリクOfferBox
主な対象大学院生と理系学部生など。大学院生は文理・学年・卒年度を問わず登録可能就職を予定する学生。公式サイトに27卒・28卒の案内があり、既卒者の登録は対象外
研究を伝える情報研究内容や成果を含むプロフィール研究内容・制作実績を含むプロフィール
企業との接点直接スカウトに加え、求人応募・イベント・就職相談プロフィールを見た企業からのオファーと、承認後の直接連絡
学生の利用料金無料無料
アカリクとOfferBoxの主な違い

この表は、通常のアカリクとOfferBoxで企業との接点を作るときの比較で、各社の全機能を一覧にしたものではありません。

OfferBoxには別サービスのOfferBoxPLUSもありますが、本記事では通常のOfferBoxを比較対象にします。

また、本記事は27卒・28卒として就職を予定する、在学中の大学院生を主な対象にしています。

アカリクは修了時期が決まっていない方も登録対象と案内していますが、OfferBoxでの博士課程の利用条件や修了時期が未定の場合の扱いは、登録前に公式窓口へ確認してください。

サービスへ登録できることと、個々の求人やイベントの対象になることは別なので、募集ごとの卒年や学位の条件も確認しましょう。

出典:アカリク公式サイト・OfferBoxの特徴と利用条件

研究や活動の経験を伝え、幅広い企業との出会いを考えたい方は、OfferBoxの案内を確認してみてください。

27卒・28卒の院生へ。研究や活動の経験を伝え、企業のオファーを比べよう

研究をどう活かしたいかで選ぶ

二つのサービスを使い分けるときは、研究の何を、次の仕事へつなげたいかを考えると選びやすくなります。

研究テーマを追究したい人と、研究で身につけた技術を別の分野に使いたい人では、探したい募集や知りたい情報が変わるためです。

今の自分が先に解決したいことを、次の三つから考えてみましょう。

  • 研究テーマに近い仕事を探したい人
  • 研究の手法を別のIT業務に活かしたい人
  • 研究経験の活かし方から相談したい人
研究テーマ、研究で使った手法、進路相談の三つから利用目的を考える図
IT就活大学による編集図

研究テーマに近い仕事を探したい人

専門に近いテーマを仕事でも扱いたい人は、アカリクで研究分野に合う求人や企業との接点を先に調べる使い方が考えられます。

アカリクは理系・大学院生に向けたサービスで、研究内容や成果をプロフィールに記載できるためです。

実際に、研究分野や研究への向き合い方を採用の判断材料にした企業の事例もあります。

研究分野と取り組み方を見た企業の事例

アカリクが2024年に公開したProxima Technologyの導入事例では、数理的なアルゴリズムの社会実装に取り組む同社が、リサーチエンジニアの採用で専門分野や研究に対する姿勢を見たと説明しています。

これは当時の同社の採用事例で、現在の募集状況やアカリクを使うすべての企業に共通する条件を示すものではありません。

出典:Proxima Technologyのアカリク導入事例

OfferBoxにも研究内容を伝える欄があるので、専門に近い仕事を探すために利用できます。

まずアカリクで関心のある求人を見つつ、別の企業との接点も欲しいときにOfferBoxを加えるなど、探したい仕事を基準に考えましょう。

研究の手法を別のIT業務に活かしたい人

研究テーマとは違う分野へ進みたい場合も、研究で実際に使った手法や技術は、企業へ伝える材料になります。

データの整理やプログラミングを行った経験があるなら、研究テーマの説明とは分けて、自分が何をしたのかを整理してみましょう。

OfferBoxは研究成果や活動の経験をプロフィールへ載せ、さまざまな業界の企業との接点を作れるため、仕事の選択肢を広く見たい人の候補になります。

一方、アカリクも研究職だけに限らず企業紹介を行っているので、研究職以外を目指すからといって外す必要はありません。

両社を使う場合も、知らない技術を足したり、研究で少し触れたことを実務経験として書いたりせず、自分で説明できる経験と担当範囲を伝えることが大切です。

研究経験の活かし方から相談したい人

進みたい職種がまだ決まっていない人は、研究で取り組んだことを整理しながら、どんな仕事に活かせるかを相談する方法もあります。

アカリクは大学院出身のアドバイザーによる就職相談を案内しており、企業紹介や選考準備について相談できます。

ただし、スカウトを受け取ることと、個別相談を申し込むことは分けて考え、利用したい支援の申込み方法を確認しましょう。

通常のOfferBoxを使うなら、企業から届くオファーを読み、自分の経験への関心を手がかりに、仕事内容を調べる進め方ができます。

両方に登録する場合は「研究経験の活かし方を相談する」「別の業界との接点も探す」など、使う目的を決めておくと迷いにくくなります。

研究の合間にプロフィールの更新や返信を続けられるかも考え、一方から始めても構いません。

アカリクのスカウト・イベント・就職相談を詳しく見る

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研究経験を伝えるプロフィールの作り方

プロフィールの元になる研究経験は、研究の問い、使った手法と自分の担当、試行錯誤の過程に分けると整理しやすくなります。

両社で別々の実績を作る必要はなく、同じ事実をそれぞれの入力欄に合わせて伝えます。

ここでは一つの架空の研究例を使い、研究内容と自分の行動をどう分けるかを見てみましょう。

研究経験を整理する架空の例

物理のシミュレーション研究で、Pythonを使って結果を整理した大学院生を想定します。

以下は書き分けを説明するための架空例で、実際の利用者や内定者の事例ではありません。

整理する情報共通の材料アカリクでのまとめ方OfferBoxでのまとめ方
研究の問いと到達点条件を変えたときの現象の違いを、シミュレーションで調べている研究テーマに、確かめたい問いと現在の進捗を添える研究内容の要約で、何を明らかにしたいのかを説明する
手法と自分の担当結果を整理する前処理と、出力を確認する作業を担当した使用したPythonと、自分が作成・確認した範囲を結びつける研究内容や制作実績で、使った技術と担当部分を説明する
試行錯誤と協力結果の差を調べ、先輩と確認しながら手順を比較した研究の進め方として、自分が調べたことや判断を補う自己PRや過去の経験で、困った点・自分の行動・周囲との役割を伝える
同じ架空研究を二つのプロフィールで整理する例

この分け方は一例で、アカリクにも行動の説明、OfferBoxにも専門的な研究内容を記載できます。

表の材料を用意するときに、押さえたいのが次の三点です。

  • 研究の問いと到達点
  • 使った手法と自分の担当
  • 試行錯誤と周囲との協力

研究の問いと到達点

研究の説明では、何を明らかにしたくて、今どこまで進んでいるかを最初に伝えます。

専門用語だけでテーマを書いても、専門外の採用担当者には研究の目的が伝わりにくいためです。

アカリクでは研究分野が分かる言葉を残しつつ、その問いに取り組む理由を添えると、研究の位置づけを説明できます。

OfferBoxの研究内容の要約にも、同じ問いと進捗を使い、初めて読む人が内容を追えるように専門用語へ短い説明を加えましょう。

研究を始めたばかりなら、まだ結果が出ていないことを正確に伝え、これから調べる予定と、すでに実施したことを分けます。

成果を大きく見せるより、今の状況を自分の言葉で説明できることが、面談で詳しく話す土台になります。

使った手法と自分の担当

技術的な経験を伝えるときは、言語や装置の名前に加えて、何のために使い、自分がどこを担当したかを説明します。

先ほどの架空例なら、Pythonを使ったという一言に、前処理の作成と出力の確認という本人の担当を添える形です。

研究室全体が作ったものと、自分が考えたり実装したりした部分を分けると、経験の範囲を伝えやすくなります。

この情報はアカリクにもOfferBoxにも使えるため、入力欄に合わせて長さや資料の見せ方を調整しましょう。

研究室や共同研究先のデータ、未公開の資料、コードを載せる場合は、公開してよい内容かを先に確認する必要があります。

公開できる資料だけを選び、資料を見せなくても自分の担当を説明できる文章も用意しておくと、研究の中身を伝えやすくなります。

試行錯誤と周囲との協力

研究成果に加えて、うまくいかなかった場面で、何を考えて行動したかも説明の材料になります。

比較した方法、確かめた原因、選んだ改善を順に振り返ると、「課題解決力があります」という言葉を具体化できます。

周囲に相談した場合も、先輩の助言と自分の判断を分けて書くと、協力の中で果たした役割が伝わります。

アカリクの企業事例でも研究への姿勢に触れており、こうした行動の説明はOfferBoxだけに必要なものではありません。

OfferBoxの公式プロフィール例には、研究内容の要約に加え、別の研究活動で取った行動を説明する自己PRもあり、研究の内容と自分の行動の書き分けを考える参考になります。

研究の説明を元にして、相手が詳しく知りたい部分を話せるよう、事実の整理から進めてみてください。

OfferBoxのプロフィール機能と使い方を詳しく見る

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研究を評価するスカウトの見極め方

スカウトに研究への関心が書いてあったら、どの経験を、入社後のどんな仕事に活かせると考えたのかを確かめましょう。

研究分野が近いこと、使った技術が共通すること、取り組み方に関心を持ったことでは、期待する仕事が変わるためです。

プロフィールで整理した三つの情報を、募集とのつながりを見るためにも使えます。

  • 研究テーマと事業課題のつながり
  • 研究で使った技術と担当業務のつながり
  • 研究への取り組み方と期待役割のつながり

研究テーマと事業課題のつながり

研究分野に触れたスカウトでは、その分野を企業のどんな課題に活かしたいのかを聞くと、仕事との距離が分かります。

専門の知識を直接使う募集もあれば、研究で身につけた考え方に関心を持って声をかける場合もあるためです。

研究テーマとのつながりを確かめる質問例

「私の研究内容のどの部分に関心を持っていただいたのでしょうか。」

「その経験は、御社のどの課題や業務で活かせるとお考えでしょうか。」

テーマが近い企業でも、入社後に研究を続ける職種か、製品やサービスの開発へ応用する職種かで、日々の仕事は変わります。

先ほどの企業事例も一社の説明なので、自分に届いた募集の職務内容を確かめて判断しましょう。

研究で使った技術と担当業務のつながり

プログラミングや分析の経験に関心を持ったスカウトでは、その技術を使って何を担当するのかを具体的に聞くことが大切です。

同じ言語を使う仕事でも、機能を実装するのか、データを分析するのか、動作を検証するのかによって、必要な準備は変わります。

技術と業務のつながりを確かめる質問例

「今回の募集では、実装・分析・検証のうち、主にどの業務を担当しますか。」

「入社時点で求める経験と、入社後の教育制度で学ぶ内容を教えていただけますか。」

研究で行った前処理の経験と、企業が求める開発経験に差があるなら、その差を理解したうえで選考へ進むかを考えられます。

配属の決め方や教育制度は企業ごとに違うため、募集要項と担当者の説明を合わせて確認しましょう。

研究への取り組み方と期待役割のつながり

「課題解決力」や「周囲と協力した経験」に触れたスカウトでは、どの行動を、どんな役割で活かせると考えたのかを聞いてみましょう。

自分が伝えたつもりの強みと、企業が関心を持った点が同じとは限らないためです。

行動と役割のつながりを確かめる質問例

「研究で手順を比較した経験の、どの点を評価していただいたのでしょうか。」

「その行動は、募集する仕事のどの場面で役立つとお考えですか。」

答えを聞くと、自分の経験を面談でどう詳しく話すかと、その仕事に関心を持てるかの両方を考えられます。

研究を評価する言葉だけで、研究職への配属やIT開発業務、高い待遇が決まるわけではありません。

受信した件数でサービスの良し悪しを決めるより、研究経験と希望の仕事がどうつながるかを見ていきましょう。

アカリクとOfferBoxの利用を始めるには

比較する目的が決まったら、自分の対象条件を確認し、選んだサービスからプロフィールを整えるところへ進みます。

二つを同時に始める必要はなく、研究の予定と両立しながら、案内を読み返事ができる方から取り組みましょう。

ここからは、各公式ページの三つの段階に沿って、それぞれの始め方を紹介します。

  • アカリクから始める場合
  • OfferBoxから始める場合

アカリクから始める場合

アカリクを使う場合は、まず公式サイトで自分の在籍状況や修了予定に関する条件を確認します。

そのうえで、公式サイトが示す次の流れに沿って準備を進めましょう。

アカリクの会員登録、スカウトが届く、選考スタートの三段階
アカリク公式サイトの公開案内より引用 画像を押すと原寸で確認できます。
  1. 会員登録
  2. スカウトが届く
  3. 選考スタート

1.会員登録

会員登録を進め、研究の問い、使った手法と担当、試行錯誤の経験をプロフィールへまとめます。

希望する仕事も記入し、研究が進んだときや志望が変わったときには、内容を見直しましょう。

2.スカウトが届く

企業からスカウトが届いたら、研究のどの点に関心を持ったのかと、案内している仕事を確認します。

希望とつながる募集かを考え、不明点は企業と話すときに確認できるようにしておきます。

3.選考スタート

関心のあるスカウトを承認すると、企業とのやり取りが始まります。

最初の案内が面談やインターンシップになる場合もあるので、次に何をするのかを確かめて進みましょう。

就職相談やイベントも利用したい場合は、スカウトの流れとは別に、それぞれの申込み案内と対象条件を確認します。

研究経験を伝えて企業との接点を作りたい方は、アカリクの公式案内から準備を始めてみてください。

アカリク公式サイトで利用対象と登録案内を確認する

OfferBoxから始める場合

OfferBoxを使う場合は、公式サイトの27卒・28卒の案内と自分の修了予定を確認し、会員登録へ進みます。

登録後は、公式公開ページが示す次の三段階に沿って利用できます。

OfferBoxのプロフィール作成、企業からのオファー受信、興味が湧いたら選考スタートの三段階
OfferBox公式公開ページより引用。ページ内の画面イメージは実際の画面とは異なる場合があります。 画像を押すと原寸で確認できます。
  1. まずはプロフィールを作成
  2. 企業からオファーを受け取る
  3. 興味が湧いたら選考スタート

1.まずはプロフィールを作成

研究内容や制作実績、自己PRなどの欄を使い、研究の内容と、自分が行ったことをまとめます。

公開できる写真や資料がある場合は、文章では伝わりにくい部分を補うために使いましょう。

2.企業からオファーを受け取る

オファーが届いたら、企業が関心を持った点と、募集する職務を読みます。

研究テーマが近いかに加えて、使った技術や行動の経験が仕事とどうつながるかも考えてみてください。

3.興味が湧いたら選考スタート

関心のあるオファーを承認すると、企業とメッセージでやり取りできます。

面談や選考など、次の案内に合わせて準備し、分からない仕事内容や条件を確かめていきましょう。

研究や活動の経験を伝え、幅広い企業との出会いを考えたい方は、OfferBoxの案内を確認してみてください。

27卒・28卒の院生へ。研究や活動の経験を伝え、企業のオファーを比べよう

総評:研究経験と希望の仕事をつないで選ぼう

アカリクとOfferBoxは、どちらも大学院での研究経験を企業へ伝えるために使えるサービスです。

院生向けの求人や相談も活用したいならアカリク、幅広い業界の企業との接点を探したいならOfferBoxというように、先に解決したいことから選べます。

プロフィールでは、研究の問い、使った手法と自分の担当、試行錯誤の過程を、同じ事実から整理しましょう。

届いたスカウトでは、その経験をどの仕事に活かせると考えたのかまで確かめると、希望するIT職との距離を判断しやすくなります。

まずは一方を整え、別の接点も必要だと感じたら、更新や返信を続けられる範囲でもう一方を加えてみてください。

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