オービックの仕事内容|OBIC7を支える職種と仕事の選び方
オービックは、自社ERP「OBIC7」を顧客へ直接届け、使いこなせるところまで支える会社です。
技術と企業の業務を一緒に学び、顧客の仕事をよくしたい方におすすめです。
同じOBIC7に関わる仕事でも、顧客ごとに導入を進めるSEやPEと、製品そのものを育てるソリューション開発では、作る対象が違います。
さらに、インストラクターは操作指導やテスト支援を通じて、システムと使う人をつなぎます。
「自社開発のIT企業」という見方から、誰の課題にどんな立場で関わりたいかへ進むと、オービックで選びたい仕事がはっきりします。
本記事では、オービックに関心がある就活生に向けて、OBIC7を支える仕事の流れと職種の違い、文系・未経験からの研修、向いている人と応募準備を解説します。
オービックはどんな会社?OBIC7で企業の経営を支える
オービックは、自社開発の統合業務ソフトウェア「OBIC7」を中心に、企業の経営と日々の業務を支える会社です。

ERPとは、会計をはじめとした企業の業務情報をつなぎ、現場と経営で活用できるようにする仕組みです。
たとえば、別々に扱っていた仕事の情報がつながると、経営側も現場の動きを把握しやすくなります。
OBIC7は会計を中心に基幹業務と業種ごとの業務を連携させ、こうした企業全体の情報活用を支えます。
提案先は大企業だけでなく、中堅・中小企業にも広がっており、業界も金融、製造、流通などさまざまです。
オービックの特徴は、自社開発と直接販売を通じ、導入後のサポートまで一貫して担うことです。
製品の機能を作る人だけでなく、顧客の課題を聞く人、導入を設計する人、利用者を支える人が連携します。
ITに加えて企業の経営や業務にも関心がある方は、技術を何のために使うかまで考えられる点に注目してほしい会社です。
企業研究では、別法人のオービックビジネスコンサルタント(OBC)が提供する奉行シリーズと混同せず、OBIC7の事業と仕事を見ていきましょう。
プログラミング経験があるITエンジニア志望の方は、希望する仕事と学習経験の接点を専門の就活支援へ相談できます。
オービックの自社開発・直接販売では仕事がどうつながる?
オービックの仕事は、顧客の経営課題を聞くところから始まり、設計・開発・利用支援、導入後の改善へつながります。
自社製品を直接届ける強みを、職種間でどんな情報や成果を受け渡すのかという視点で見ていきましょう。
- 顧客の経営課題から提案を始める
- 設計・実装・利用支援を自社でつなぐ
- 導入後の改善も顧客と考える
顧客の経営課題から提案を始める
オービックの提案は、顧客が経営や業務で何を変えたいのかを理解するところから始まります。
会社は導入効果を高めるため、経営層へのアプローチを重視し、営業系・システム系・管理系が一体となって提案する方針です。
同じソフトでも、企業の業種や仕事の進め方が違えば、解決したい問題も変わります。
製品の機能を説明する前に、何のために導入するかを共有することが重要になります。
顧客の話をそのまま仕様へ変えるのではなく、業界の知識も使いながら課題を整理する仕事です。
企業が成長するためにITをどう使うかを考えたい方には、技術と経営の接点が見える場面です。
設計・実装・利用支援を自社でつなぐ

提案の方向が決まると、顧客の業務をシステムの設計へ落とし込み、プログラミングとテストを通じて動く仕組みへ変えていきます。
利用者に操作を教え、実際の業務で使える状態へつなぐ支援も、その途中から必要になります。
オービックでは営業、SE、PE、インストラクターなどが連携し、この流れを自社でつなぎます。
作る側と使う側の情報を、職種を越えて受け渡せるのが一貫した体制の強みです。
一つの工程を一つの職種だけが担当するわけではなく、SEもテストに関わり、インストラクターも稼働前の操作指導やテストを支えます。
各職種の専門性がつながることで、導入効果を高める仕事になります。
導入後の改善も顧客と考える
オービックの仕事は、システムの稼働後も、顧客がよりよく使うための改善へ続きます。
顧客と直接向き合うため、業務が変わったときの困りごとを聞き、機能と使い方の両面から解決を考えられます。
追加機能を作るだけでなく、すでにある機能や業務の手順を見直すことも選択肢になります。
システムを増やすことより、顧客の仕事がよくなることを優先する点に注目しましょう。
オービックは他社の下請けや客先常駐を行わない自社一貫の体制を特徴として挙げていますが、顧客との打ち合わせや現場理解は仕事に含みます。
導入後の声から次の改善を考えたい方に魅力のある仕事です。
SE・正守さんの改善提案の例
顧客からの運用上の相談に対し、追加のカスタマイズではなく使い方を変える提案を行い、コストを抑えた経験を紹介しています。
オービックの職種を仕事内容で比較する
職種は、顧客への提案、業務の設計、実装、利用支援、製品開発、事業運営という担当から比べると分かりやすくなります。
同じ開発に見えるPEとソリューション開発も、誰のために何を作るかが違います。
| 職種 | 中心となる仕事 |
|---|---|
| ソリューション営業 | 顧客開拓・提案・契約・改善提案 |
| SE | コンサルティング・設計・構築の推進 |
| PE | 設計書に基づく実装・テスト |
| インストラクター | 稼働前の操作指導・テスト支援と稼働後の運用支援 |
| ソリューション開発 | OBIC7等の製品の企画・開発 |
| 管理・事務 | 管理部門の仕事や各職種を支える事務 |
| マーケティング推進 | 戦略・セミナー企画等。27卒の独立募集区分とは別 |
- ソリューション営業
- SEは業務と技術をつなぐ設計を担う
- PEとソリューション開発は作る対象が違う
- インストラクターは利用者の定着を支える
- 管理・事務とマーケティング推進が事業を支える
ソリューション営業
ソリューション営業は、顧客を開拓し、経営課題を解決する提案を行う仕事です。
オービックでは、経営や業務に関するコンサルティング、契約の交渉、導入後の改善提案まで、幅広く関わります。
魅力は、顧客の困りごとをシステムによる解決へつなげられることです。
話すことが得意かだけではなく、相手の状況を聞き取り、必要な情報を整理して提案する姿勢が大切になります。
接客や学内活動で相手の要望を聞き、やり方を工夫した経験がある方は、その過程を振り返ってみてください。
人と関わる力をIT分野で活かしたい方に注目してほしい職種です。
SEは業務と技術をつなぐ設計を担う
オービックのSEは、顧客の業務を聞き取り、必要な機能をシステムの設計へ落とし込む仕事です。
専門分野にはアプリケーション、ネットワークインフラ、セキュリティなどがあり、技術の知識と経営・業界の知識を組み合わせます。
聞いた課題を、開発できる設計と確かめられる動作へつなぐことが役割の中心です。
設計書を書いて終わるのではなく、PEやインストラクターをリードし、構築を進めるPMとしての役割も担います。
相手の話から必要な条件を整理し、複数の人と相談しながら仕組みを考えることが好きな方は、具体的な担当業務まで調べてみてください。
SE・正守さんが経験した仕事
要件定義の打ち合わせで議事録を取り、基本設計から自分でも設計に携わり、その後はシステムテストも担当したと振り返っています。
PEとソリューション開発は作る対象が違う
プログラムエンジニア(PE)は、SEの設計書をもとにプログラミングとテストを行います。
顧客の要件を動く形にし、品質や操作性を確かめる役割です。
ソリューション開発は、OBIC7を中核とした製品の企画・開発を担い、技術動向や法改正なども調べながら営業・SEと機能を考えます。
顧客ごとの仕様を形にするPEと、製品そのものを育てるソリューション開発という違いに注目しましょう。
どちらも技術を使いますが、目の前の顧客に合う実装を考えたいのか、複数の企業に役立つ機能を作りたいのかによって、惹かれる仕事は変わります。
PEと製品開発の社員例
多川さんはPEとしてOBIC7のカスタマイズを経験し、自ら志願してSEへ進んでいます。村田さんはAIエンジン開発を担い、その技術を使う製品開発へ進み、製品化に向けた準備を紹介しています。
インストラクターは利用者の定着を支える
インストラクターは、顧客がシステムを使いこなし、導入効果を得られるように支える仕事です。
稼働前には操作指導やテストのフォローを行い、稼働後も運用をサポートします。
作ったシステムと、実際に使う人をつなぐ役割であり、完成後に使い方を教えるだけの仕事ではありません。
利用者がどの業務で何につまずくのかを理解し、場面に合わせて説明や支援を工夫します。
人に教えることが好きな方、相手の反応から理解しにくい点を見つけられる方に注目してほしい職種です。
社員研修の講師というイメージだけでなく、顧客への導入プロジェクトを支える仕事として捉えましょう。
管理・事務とマーケティング推進が事業を支える
管理・事務スタッフは、総務、人事、経理、法務などの管理部門や、営業・SEを支える事務の立場から組織を運営します。
マーケティング推進は、戦略の立案、セミナーの企画・運営、プロジェクト支援などを通じて営業やSEを支える仕事です。
会社の運営を支える役割と、提案の機会や仕組みを作る役割という違いがあります。
どちらも顧客向けのシステム開発だけでは成り立たない事業を支える存在です。
27卒では管理・事務系の募集がありますが、職種紹介にあるマーケティング推進は募集要項の独立した応募区分には載っていません。
仕事内容を知る分類と、応募できる職種の一覧は分けて読みましょう。
文系・未経験から仕事を学ぶオービックの研修
オービックは文理不問で募集し、共通の基礎を学んでから職種ごとの専門知識へ進む研修を用意しています。
ITだけでなく、会計や業務を理解する力も伸ばす道筋を見ていきましょう。
- 共通研修から職種別研修へ進む
- IT・会計・業務知識を継続して深める
共通研修から職種別研修へ進む

新入社員研修は、全職種共通の入門研修から始まり、ビジネスマナー、パソコンの基礎、簿記などを学びます。
その後にITの共通研修を経て、職種ごとの専門知識へ進みます。
オービックは、社員が講師を担う集合研修を約6か月実施すると案内しています。
仕事の共通言語をそろえてから、担当する役割の学びへ進む流れが特徴です。
文系・未経験の方も、ITだけでなく企業の会計や業務に関する知識を身につける準備ができます。
研修期間の長さだけで安心するのではなく、授業や制作で分からないことを調べ、理解した内容を使ってみる姿勢が自分にあるかを振り返りましょう。
IT・会計・業務知識を継続して深める
オービックの育成は、コミュニケーションなどのヒューマンスキル、IT・会計・業務の専門知識、会社独自のノウハウへ広がっています。
自社製品の勉強会や事例の共有、業界別・業務別のワーキンググループなども学びの場です。
技術を覚え、その技術が顧客のどの仕事に役立つかまで学ぶことが、仕事内容につながります。
PEとして実装を経験した多川さんがSEへ進んだ例からも、技術と業務の理解を重ねて担当を広げる姿が見えます。
これは個人のキャリアの一例なので、希望すれば必ず同じ異動ができると考えるのではなく、次に担いたい仕事と、そのために必要な力を考える材料にしましょう。
オービックが向いている人と職種選びのポイント
オービックは、企業の仕事を深く理解し、システムの導入や改善で役立ちたい方におすすめです。
そのうえで、顧客ごとの課題と向き合いたいか、複数の顧客が使う製品を育てたいかを比べると、職種を選びやすくなります。
- 企業の仕事を理解し改善することに興味がある人
- 顧客対応と製品開発のどちらに惹かれるか比べる
企業の仕事を理解し改善することに興味がある人
企業の仕事を理解し、よりよい進め方を考えることに興味がある方には、オービックがおすすめです。
OBIC7は経営と現場の情報をつなぐため、技術だけでなく、業務の流れや会計を学ぶことが解決策の質に直結します。
顧客が求める機能を追加する場合もあれば、使い方や手順を変える方がよい場合もあります。
何行コードを書いたかより、顧客の仕事がどう変わったかに喜びを感じる方は、導入を支える役割との相性を考えやすいでしょう。
アルバイトや学内活動で、相手の作業を知り、負担を減らす方法を工夫した経験も、企業研究と自分をつなぐ手がかりになります。
顧客対応と製品開発のどちらに惹かれるか比べる
希望職種を絞るときは、顧客ごとの導入に関わりたいのか、製品そのものを育てたいのかを比べましょう。
顧客の話を聞いて要件を整理したいならSE、設計をもとに実装と検証を深めたいならPEという違いもあります。
ソリューション開発では、営業やSEから顧客の課題を知り、技術を複数の企業に役立つ機能へつなげます。
誰と関わり、何を成果として届けたいかを選ぶことが、職種選びの近道です。
技術を深く学びたい方も、その技術で一社の要望を実現したいのか、製品の新しい価値を作りたいのかまで考えると、オービックの中で関心のある役割を見つけられます。
希望職種が見えたらオービックの応募準備へ
希望する役割が見えたら、自分の卒年の募集条件を確認し、選んだ仕事と自分の経験を結びつけて応募準備を進めます。
応募の入口をそろえたうえで、なぜその役割を担いたいのかを具体的にしましょう。
- 1. 卒年と応募する職種の
条件を確認する - 2. 仕事を選ぶ理由を自分の経験で説明する
1. 卒年と応募する職種の
条件を確認する
公式の掲載募集要項は、2027年3月の大学卒業・大学院修了見込みの方を対象としています。
オービックは営業系、システム系、管理・事務系を募集し、全学部全学科・文理不問としています。
採用サイトには27卒・28卒それぞれの入口があります。
自分の卒年の案内から進めることを基本に、募集職種や応募条件を確認しましょう。
前年の要項を、そのまま次年度の確定条件として使わないことが大切です。
掲載されている選考の流れは、エントリー後にWEBテストと履歴書の提出、その合格者が面接へ進む形です。
希望職種を整理しながら、書類と適性検査の準備も進めておくのがおすすめです。
勤務地として東京、名古屋、大阪、福岡を案内しています。
2. 仕事を選ぶ理由を自分の経験で説明する
応募準備では、自分が取り組みたいのはOBIC7の導入支援か、製品そのものの開発かをまず言葉にしましょう。
SEなら課題の整理と設計、PEなら仕様を形にする実装と検証というように、希望する仕事に合う経験を選びます。
制作経験は、誰が使い、どんな仕様を選び、どう使いやすさを確かめたかまで整理すると、役割とのつながりが見えてきます。
未経験の方も、学業や接客で相手の要望を聞き、複数の解決策からやり方を選んだ経験を振り返れます。
何を作ったかと同じくらい、なぜその解決を選んだかを説明できるようにしましょう。
プログラミング経験がある方は、制作物をもとに企業選びや選考準備を専門家へ相談できます。



