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就活の研究概要書の書き方|構成・A4と文字数指定・研究途中の伝え方

研究概要書を準備する学生とパソコン、研究資料のイラスト
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就活の研究概要書は、研究室の資料をそのまま短くするより、応募先に伝えるための材料を整理してから書くのがおすすめです。

研究の目的、方法を選んだ理由、自分の担当、分かったことをつなぐと、専門が異なる相手にも取り組みを伝えやすくなります。

まだ研究が途中でも、終えた作業とこれからの計画を分ければ、現在地を正確に説明できます。成果が出たように見せる必要はありません。

研究概要書に書く内容、文字数指定とA4用紙での整え方、研究途中の書き方、提出前に確かめることを解説します。

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就活の研究概要書は、研究内容と自分の取り組みを伝える書類

研究概要書は、研究の内容と、そこに自分がどう取り組んだかを伝える書類です。

論文の要旨を貼り付ければ十分とは限りません。

専門知識を共有していない読み手にも、問いと取り組みの関係が伝わる説明に整えます。

東北大学理学部・理学研究科の就活ガイドも、学会発表や論文の要旨とは役割を分け、研究を通じた知識やスキル、自分の貢献を伝える考え方を示しています。

ただし、すべての企業が同じ項目や配点で評価するという意味ではありません。

提出先が指定した項目・文字数・枚数・ファイル形式を最初に確認してください。

A4一枚と書かれていればその条件で作り、指定欄があるなら勝手に項目を省かないことが大切です。

期限と提出先も一緒に控えます。

形式を決める前に長文を書き上げるより、指定を読み、その枠に必要な材料を集める方が手戻りを減らせます。

書式が分からないときは、応募案内を読み直したうえで採用窓口へ確認しましょう。

履歴書、ES、研究概要書を別々に求められた場合は、それぞれの役割に合わせて用意します。

研究室全体の紹介だけで終わらせず、その中の自分のテーマや担当が分かるようにするのが出発点です。

出典:東北大学 理学部・理学研究科:就活ガイド

履歴書も別に提出する方は、企業・大学の指定に合う様式を選び、研究概要書とは分けて準備してください。

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研究概要書に書く内容を、背景・方法・結果で整理する

研究の説明は、背景・目的、方法と自分の担当、結果と考察をつなげて組み立てます。最初から字数を削らず、各部分に使う事実をメモに分けましょう。作業を行った日付の順に並べるだけでは、何を確かめた研究なのかが埋もれやすくなります。

  • 背景と目的は、解決したい問いから書く
  • 方法と工夫は、自分の担当を分けて書く
  • 結果と考察は、分かったことと解釈を分ける

背景と目的は、解決したい問いから書く

背景には研究を必要とする問題を、目的には今回明らかにしたいことを書きます。

解きたい問いと、すでに得られた成果は別の情報です。

冒頭から手法の名称だけを並べず、その手法を使って何を確かめたいのかまでつなげましょう。

例えば検索画面の研究なら、専門用語を説明する前に、利用者が必要な情報を見つけにくい状況と、比較したい表示方法を示します。

用語が必要な場合も、最初に短い説明を添えれば読者が迷いにくくなります。

最初の一文で研究の問いが分かる形にするのがおすすめです。

背景を広げすぎず、後に書く方法がその問いへの取り組みになっているかを読み返してください。

方法と工夫は、自分の担当を分けて書く

方法を書くときは、何を使ったかに加えて、なぜその方法を選んだかを説明します。

検討した案や条件があるなら、その中で比較した点を一つ示すと、自分が考えた過程を伝えられます。

共同研究の成果と、自分が担当した作業は同じではありません。

研究室全体の目的を示した後、自分は比較条件を決めたのか、実装したのか、測定や分析をしたのかを分けて書きましょう。

教員や他のメンバーに助言を受けた部分も、そのまま整理します。

方法名を増やすより、選んだ理由と自分の判断を一つ具体化することが大切です。

実際には比較していない別案を、後から検討済みとして加える必要はありません。

結果と考察は、分かったことと解釈を分ける

結果には確かめた事実を、考察にはその結果をどう捉えたかを書きます。

「使いやすくなったと思う」だけでは、何を見てそう判断したかが伝わりません。

測定や観察を行ったなら、対象と条件を添えましょう。

確認した条件の外でも同じ効果が出るかは、別に確かめる必要があります。

限られた対象で得た結果を、すべての利用者に当てはまる成果として広げないことが重要です。

まだ評価していない点も残します。

成果を大きく見せるより、目的・方法・結果のつながりを整えましょう。

期待どおりでない結果でも、何を見直すと考えたかを事実と分けて説明すれば、次の取り組みへつなげられます。

研究の背景と目的、方法と自分の担当、結果と考察をつなぐ図
研究を説明する論理のつながり(編集図)

出典:マイナビ:研究概要書を作成する

指定字数とA4用紙では、残す情報の見せ方を変える

同じ研究でも、文字数欄とA4用紙では情報の見せ方が変わります。研究の事実や本人の担当を変えず、短文ではつながりを残し、用紙では見出しや図を使って関係を見せましょう。以下は書き分けを示す架空例で、実際の研究成果ではありません。

  • 文字数指定では、目的・担当・現状のつながりを残す
  • A4指定では、見出しと図で研究の関係を見せる

文字数指定では、目的・担当・現状のつながりを残す

文字数指定の欄では、目的から担当した取り組み、現在の状況までを短い文章でつなぎます。

応募先の指定文字数が優先であり、例と同じ長さにする必要はありません。

説明を短くする際も、自分が何をしたかは残します。

下の例では、検索画面の比較研究について、実装したことと利用者による評価が終わっていないことを分けています。

研究全体の背景を詳しく書く代わりに、今回確かめたい問いが分かる範囲へ絞っています。

削るときは、同じ意味の背景説明や用語の細部から見直すのがおすすめです。

短くした後も、目的に対応する方法か、結果と予定が混ざっていないかを確認し、提出欄の文字数表示でも確かめましょう。

400字以内の指定を想定した架空例(202字)

私は、検索結果の表示方法によって、必要な情報を見つけるまでの過程がどう変わるかを研究しています。研究室では情報の探しやすさを扱い、私は一覧表示と分類別表示の比較を担当しています。表示以外の条件をそろえるため、同じ資料と検索課題を使う方針を立て、二つの画面を実装しました。現在は評価手順を準備しており、利用者による比較は未実施です。今後、所要時間と操作の記録を確認し、どの場面で違いが生じるかを検討します。

A4指定では、見出しと図で研究の関係を見せる

A4用紙では、研究の関係を追いやすいように見出しを分けます。

題名や所属の後に、背景・目的、方法と担当、現状と今後を配置すると、短文で省いた条件や理由も補えます。

指定された枚数や書式が優先で、A4一枚に共通の必須文字数があるわけではありません。

文字を小さくして詰め込むより、読み手が研究の流れを追えるかを確かめましょう。

図は、文章だけでは分かりにくい比較条件や手順を短く説明できる場所に置くのがおすすめです。

例の研究なら二つの表示方法で何を変え、何をそろえるかを図にできます。

測定していない効果のグラフを、見栄えのために作ることは避けてください。

  • 題名・所属:研究対象が分かる題名と、自分の所属を正確に記す
  • 背景・目的:何が探しにくく、表示方法の何を比べたいか
  • 方法・担当:同じ資料・検索課題、変える表示、自分が実装した範囲
  • 現状・今後:画面実装まで完了、利用者評価は未実施。次に記録する項目を示す
同じ研究の事実を文字数指定とA4指定に合わせて整える図
提出先の指定に合わせた情報の見せ方(編集図)

出典:マイナビ:研究概要書を作成する際の注意点

研究が途中でも、実施済み・検証中・計画を分けて書く

研究が途中なら、現在地が分かる説明を作ります。

完成した成果がないからといって、これから行う評価を実施済みに変えたり、期待する効果を結果として書いたりする必要はありません。

実施済みの作業、まだ結論が出ていない検証、今後の計画は分けて記載します。

資料を調べたこと、比較方法を決めたこと、試作をしたことも、実際に行った範囲で説明できます。

ただし、それだけで目的を達成したとは書きません。

先ほどの架空例なら、二つの表示を実装したことは実施済みで、利用者が情報を見つけるまでの時間を比べる評価は今後の計画です。

実装が動いたことと、利用者にとって有効だと確かめたことを分けると、読み手が進捗を誤解しにくくなります。

  • 実施済み:比較する二つの画面を実装した
  • 現在の準備:評価手順を準備しており、利用者の比較結果はまだない
  • 今後の計画:同じ検索課題で所要時間と操作を記録する
実施済みの作業、検証中の内容、今後の計画を分ける図
研究途中の現在地を区別する考え方(編集図)

成果の代わりに意欲を並べるより、どこまで進み、次に何を確かめるかを具体的に示しましょう。

検証中なら、今ある結果から言えることと、まだ判断できないことを書き分けます。

研究室への配属前やテーマ未定の場合は、決まっていない事実を明記します。授業や演習で実際に取り組んだ内容と希望する研究を分け、代わりの内容で提出できるかは企業へ確認してください。

希望テーマを確定した研究として書かないことが大切です。

提出前に公開できる範囲を確認し、面接で説明できる原稿にする

研究概要書ができたら、外部に提供してよい内容かを先に確かめます。

共同研究先の情報や未公表のデータがある場合、氏名や数字を隠せば必ず提出できるとは限りません。

指導教員や共同研究者など、必要な関係者へ確認しましょう。

提出用ファイルでは、文章だけでなく図や引用資料の提供範囲も確認が必要です。

指示された形式に変換したら実際に開き、文字切れ、図の欠け、ページ数、所属や題名の誤りがないかを見直します。

提出版は手元に残します。

次に、その原稿を読んだ相手が詳しく知りたくなる点を考えます。

方法を選んだ理由、自分の担当、結果からどこまで言えるかを、書類と同じ事実で説明できるようにしておきましょう。

答えを立派にするため、面接で成果を付け足す必要はありません。

原稿の丸暗記より、短く書いた説明の裏にある判断を話せる準備がおすすめです。

専門外の人に読んでもらえるなら、意味が通じなかった言葉や、説明が飛んだ箇所を尋ねると直す場所が分かります。

質問を受けて気付いた不足は、公開できる範囲で原稿へ戻します。

確認が必要な内容を残したまま提出せず、提供の可否と提出先の指定をそろえてから、説明できる原稿を送りましょう。

同じ架空研究についての面接応答例

質問:表示方法の効果は、すでに確認できたのですか。

回答:画面の実装は終えましたが、利用者による比較はまだ行っていません。同じ資料と検索課題で評価する準備を進めています。結果が出たら、時間の違いだけでなく、操作の記録も確認する予定です。

出典:マイナビ:研究概要書を作成する際の注意点

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