ユービーセキュアの新卒職|診断・開発・支援の仕事を知る
ユービーセキュアを新卒の応募先として考えるなら、診断する仕事だけでなく、診断を続ける仕組みや製品を支える仕事まで比べるのがおすすめです。
同社は脆弱性診断サービスと、自社診断ツール「Vex」などの開発・支援を手掛けています。
新卒は応募時点で職種を選ばず、入社後の研修を経て配属先を決めるため、まずは各業務で誰に何を届けるのかを理解しましょう。
この記事では、仕事の役割、研修から配属後の学び、応募条件の読み方を整理し、自分の経験を志望理由へつなげます。
診断・仕組みづくり・開発・利用支援の違いから、興味のある仕事を選び、応募前の確認点を整理できます。
ユービーセキュアは診断と製品の両面から安全を支える
ユービーセキュアは、システムの弱点を見つけることと、弱点を見つけられる環境を広げることの両方に関心がある人に、調べてほしい会社です。
診断サービスを提供するだけでなく、Webアプリケーションの脆弱性を調べる自社製品「Vex」を開発し、利用する企業への支援も行っています。
仕事を考える際は、「自分が診断する側」と「診断する人を支える側」を分けると、選択肢が見えてきます。

公式の人事記事では、社内の診断担当者がVexを使い、そのフィードバックが製品改善に生かされる関係も紹介されています。
サービスの現場で得た知見と、製品づくりがつながっていることが、同社を理解する手掛かりです。
例えば、問題を調べて対策を説明することに惹かれるのか、繰り返し使える機能を作ることに面白さを感じるのかで、注目する仕事は変わります。
ただし、会社が複数の仕事を持つことは、新人がすべてを兼務したり、希望する仕事を自由に選べたりするという意味ではありません。
まず各業務が届ける成果を比べ、その後で研修と配属の仕組みを確かめると、会社の紹介を自分の選択へつなげられます。
四つの役割を、顧客へ届ける成果で比べる
ここでは、公式の仕事内容を四つの役割に分けて比べます。
新卒が四つの募集職種から選んで応募するという意味ではなく、開発と利用支援も分けて、成果の違いを見ていくための整理です。
専門用語より、相手が何をできるようになる仕事なのかに注目してください。
診断では弱点と対策を伝える
診断では、顧客のWebサイトやネットワーク、スマートフォンのアプリなどを対象に、許可された範囲で弱点を調べます。
公式紹介では、発見した脆弱性を、その危険性や解決策とともに伝える仕事とされています。

弱点を見つけて終わるのではなく、顧客が改善を進めるために結果を説明することまでが、仕事を見るポイントです。
学生の準備なら、許可された演習環境で、観察したことと判断の根拠を記録するところから始められます。
自分が何を試し、なぜ問題だと考えたかを整理すると、技術への興味と説明する姿勢を伝えやすくなります。
コンサルでは診断を続ける仕組みを整える
顧客が安全な状態を保つには、一度診断するだけでなく、継続して対策を進める仕組みも必要です。
同社のコンサルティングには、ルールや開発・運用プロセスの整備、診断の内製化を支援する仕事があります。
内製化とは、ここでは顧客が自社で診断を実施・運用できるようにすることです。
サービス紹介には、診断環境の構築、運用ガイドライン、利用方法の支援などが示されています。
技術だけでなく、誰がどの手順で続けるのかまで考えたい人は、この役割に注目してみましょう。
これは会社が提供するサービスの説明で、新人全員がそのまま一式を担当するという意味ではありません。初期に任される範囲は別に確認します。
開発では診断の知見を製品へ反映する
製品の開発・運用では、顧客の要望や新たな攻撃手法の情報などを基に、機能の追加や改善を進めます。
同社の人事記事では、社内の診断担当者から得たフィードバックをVexの開発へ生かす関係が紹介されています。

利用する人がどこで困るかを理解し、それを製品の機能へ変える点に注目すると、プログラムを書く目的が見えてきます。
制作経験を振り返る際も、誰のどんな困り事を直したのかを説明するのがおすすめです。
別のセキュリティメーカーと比べる場合は、自社製品を作るという共通点だけでなく、利用者の声が届く経路や担当工程の違いも見てみましょう。

利用支援では製品を使いこなすまで支える
利用支援の仕事では、製品を導入した顧客が、目的に合った使い方をできるよう支えます。
公式の職務説明には、利用中の問題を解決するための技術検証や、導入後の活用支援が挙げられています。
Vexの製品紹介でも、操作方法や診断結果の見方に関するサポートが説明されています。
機能を実装する仕事と、利用者の状況を理解して使える状態へ近づける仕事は、同じ製品に関わっていても成果が異なります。
困っている状況を聞き取り、問題を切り分け、相手に分かる言葉で説明することに興味があるなら、比較したい役割です。
製品知識を伝えるだけでなく、相手が何を実現したいのかを理解する観点で仕事を調べてみてください。
出典:新卒採用・プロダクトエンジニア、Vexの紹介、人事による仕事紹介
基礎と業務体験を、配属後の学びへつなげる
仕事内容が分かると、次は入社前後に何を学ぶのかが気になるはずです。
公式の教育制度には、ITの基礎だけでなく、開発・診断・コンサルなどの業務を体験する研修もあります。
配属前に関心を広げる段階と、配属後に実務を学ぶ段階を分けて確認しましょう。
技術基礎と業務体験で関心を広げる
公式新卒ページでは、プログラミング・データベース・ネットワークなどの基礎と、開発・診断・コンサルの業務体験が紹介されています。
知識を覚えるだけでなく、実際の業務に触れて興味や課題を見つける機会として考えると、研修の役割が分かります。

学習中に面白かったことと、分からなかったことを両方言葉にする習慣は、入社前から準備できます。
なお、研修期間は新卒ページに3か月、FAQに約2か月と異なる記載があります。対象年度の期間や進め方は確認が必要です。
基礎の学習を始めたい人は、安全な環境でLinuxの操作などを小さく試し、結果を説明する練習から取り組めます。

指導担当への相談と振り返りで経験を積む
配属後は、同じ部署・チームの先輩が指導担当となり、実務を学ぶ仕組みが紹介されています。
基礎を学び終えたら一人で判断する、という流れではなく、仕事の中で相談しながら理解を深める段階があります。
また、公式新卒ページには、目標に対する行動を半年単位で評価・振り返る制度も示されています。この半年をOJTの固定期間と読むわけではありません。
質問するときは、試したこと、分かったこと、残る疑問を分けて伝えると、教わった内容を次の行動へ生かしやすくなります。
NRIセキュアとの合同研修も配属後7〜8月の案内があり、研修は配属前だけで完結するものではありません。自分の年度の予定も確かめましょう。
応募時の職種選択と対象年度を確かめる
興味のある役割を選ぶことと、応募時に職種を指定することは別です。
同社の新卒採用は共通の入口から進み、研修後に配属先が決まると案内されています。
自分の希望を具体化しつつ、募集年度や応募資格を照合して、思い込みを減らしていきましょう。
職種は応募時に決めず、研修後に配属される
公式新卒ページでは、応募時点での職種選択は不要で、入社後の研修を経て配属先を決めるとされています。
開発に興味があるからといって、最初から開発担当への配属が確約されるわけではありません。
関心のある役割とその理由を準備し、希望の聞かれ方や最初の担当範囲を確認するのがおすすめです。
また、公式には経験不問と記載される一方、プログラミングの学習やCTFへの参加は歓迎経験として示されています。
歓迎と必須を混同せず、現在までに自分で調べたり試したりしたことを整理しましょう。
選考が進んだ際は、配属の説明と、自分に提示された勤務場所などの条件を分け、書面でも照合すると認識の違いを減らせます。

通年募集でも自分の卒年と条件を照合する
公式サイトは通年の新卒採用を案内し、2026年10月27日時点で2028年度の応募入口を掲載しています。
ただし、資格欄の一般的な説明と、自分が応募する年度の具体的な条件は分けて確認してください。
大学などの卒業見込みに加え、専門学校は理系・情報系学科、卒業後はおおむね2〜3年以内という記載があり、学校区分による違いもあります。
対象卒年、応募資格、受付状況、締切を一組で確かめることが大切です。
本文の資格欄には特定の卒年番号がないため、28年度入口だけで全条件や受付枠が確定したとは判断できません。
公式の選考案内も変更の可能性があります。過去年度の求人に載る面接回数や給与を、そのまま自分の条件として使わないようにしましょう。
出典:新卒採用・応募資格と選考
志望理由は、支えたい相手と学習経験を結ぶ
ユービーセキュアへの志望理由を考えるなら、支えたい相手と、その相手の課題に興味を持った理由を具体化すると、仕事への関心が伝わりやすくなります。
診断を依頼する開発担当者、社内で診断を続けたい担当者、製品を使って問題を調べる利用者では、必要とする支援が異なります。
自分は弱点を調べて説明したいのか、使いやすい機能を作りたいのか、それとも使う人の疑問を解決したいのかを考えてみましょう。
会社の仕事内容と自分の経験を結ぶには、経験の規模より、何を考えて行動したかを説明することが重要です。
授業や自主学習で分からない点を調べた経験なら、調べ方と分かったことを整理できます。
制作物を他の人に使ってもらった経験なら、届いた意見をどう理解し、何を改善したかを振り返れます。
専門家と同じ仕事をしたように見せるのではなく、その経験から次に学びたいことを伝えてください。
そして、研修で体験する業務や配属後の担当と、自分の関心がどのようにつながるかを説明会などで確かめましょう。
企業の情報と自分の経験を一人で結び付けにくい場合は、企業比較や選考準備を相談できる支援先を、対象やサポート内容から比べる方法もあります。
- 支えたい相手と、その人が困る場面を一つ選ぶ
- 自分が調べたこと・試したこと・改善したことを整理する
- 関心のある仕事と配属・応募条件について、確認する質問を決める



