就活エージェント経由の内定辞退|伝え方と承諾後の確認点
就活エージェント経由の内定を辞退するなら、担当者に辞退の意思を伝え、企業への連絡まで確かめる進め方がおすすめです。連絡を避け続けるより、対象の企業と自分の意思をはっきりさせましょう。
承諾書を出していると、「もう断れないのでは」と不安になるかもしれません。承諾後も辞退できる場合があるため、書類と入社予定日を確認しながら、決めた意思を早めに伝えることが大切です。
担当者から引き止められた場合や、費用を求められた場合も、残すべき記録と相談先が分かれば次の行動を選びやすくなります。
内定辞退は、企業への意思伝達とサービスの退会を分けて進めましょう。承諾後の条件、伝え方、連絡や費用で困ったときの判断を整理します。
内定承諾後でも辞退できる?先に確かめたい条件
内定承諾書を提出したことだけで、辞退できないと考える必要はありません。京都新卒応援ハローワークも、承諾書を提出した後の内定辞退について案内しています。
一方、厚生労働省は、内定の法的な性格は個別の事案で異なり、労働契約が成立している場合もあると説明しています。承諾書を出していないという一点だけで、契約がないとも決められません。
手元の内定通知、提出した書類、承諾を伝えたメールなどを見直すと、自分がどこまで意思を伝えたかが分かります。「内々定」という名前だけで判断せず、実際のやり取りを確かめましょう。

入社予定日と、内定への返答を求められた期限も分けて確認します。予定日が迫っている場合や、契約の扱いが分からない場合は、書類を持って新卒応援ハローワークなどに相談する進め方が役立ちます。
私は、書類の確認と、辞退を決めた意思の連絡を並行して進めることをおすすめします。すべてを一人で理解してから連絡しようとすると、その間にも企業の受け入れ準備が進んでしまいます。
承諾後の辞退の可否と、個別の費用請求は分けて考える。まずは自分の書類・入社予定日・伝えた内容を揃え、決めた意思を早めに知らせましょう。
出典:厚生労働省「採用の内定・内々定について」/京都新卒応援ハローワーク「内定後のこと」
エージェント経由の内定辞退を伝える手順
担当者は企業とのやり取りを仲介するため、辞退する企業と伝えたい内容を揃えると連絡を進めやすくなります。サービス全体を退会したいかどうかは、別に考えましょう。
- 辞退する企業・書類・連絡窓口を揃える
- 担当者に内定辞退の意思を明確に伝える
- 企業への伝達と残る予定を確認する
辞退する企業・書類・連絡窓口を揃える
最初に整理するのは、辞退する企業名、内定を受けた日、承諾の履歴、入社予定日です。複数の企業とやり取りしている人は、どの企業への意思表示なのかを間違えないことが重要です。
確認する書類には、内定通知や承諾書に加え、労働条件を示した書面も含めます。厚生労働省は、内定の法的な性格は個別の事案で異なると説明しており、書類の名前だけでは関係を決められません。
連絡先は、普段やり取りしている担当者と、利用先から指定された窓口を確認します。LHHの就活解説も、内定の承諾・辞退はエージェントを通して連絡することが多いと案内しています。
書類を探している間も、辞退を決めた意思は早めに知らせるのがおすすめです。まだ見つからない資料と、すでに分かっている企業名・予定日を分ければ、相談や連絡を止めずに進められます。
出典:厚生労働省「採用の内定・内々定について」/LHH就活エージェントのサービス解説
担当者に内定辞退の意思を明確に伝える
担当者への連絡では、対象の企業名と、内定を辞退する意思を最初に伝えることをおすすめします。「少し迷っています」という相談のままにせず、決めた内容が分かる言い方にしましょう。
理由は自分の状況に沿って簡潔に伝えればよく、辞退しやすくするために家庭の事情などを作る必要はありません。支援へのお礼を添え、承諾書を提出している場合は、その事実も伝えます。
メールで伝える例
件名:〇〇株式会社の内定辞退について
お世話になっております。〇〇大学の〇〇です。ご紹介いただいた〇〇株式会社の内定を辞退いたします。検討の結果、別の進路を選ぶことにしました。これまでご支援いただき、ありがとうございました。企業への連絡方法と、私から行う手続きがあればご案内ください。
承諾書を提出済みなら、その旨を添えます。例文の理由は、実際に選んだ進路や自分の事情に合わせてください。
電話で伝える例
〇〇大学の〇〇です。ご紹介いただいた〇〇株式会社の内定を辞退することにしました。これまでご支援いただき、ありがとうございます。企業への連絡は、どのように進めればよいでしょうか。
京都新卒応援ハローワークは、辞退を決めたら早急に連絡することを案内しています。連絡手段や企業への直接連絡は利用先の案内も確認し、電話で話した内容は後で見返せるよう残しましょう。
企業への伝達と残る予定を確認する
担当者へ送った後は、誰が企業へ連絡するのかと、その結果を確かめます。辞退の意思を送ることと、企業への伝達を確認することをセットにするのがおすすめです。
LHHは、内定後の承諾・辞退の連絡もエージェントを通すことが多いと説明しています。ただ、担当者へ送信しただけで企業にも伝わったとは決めず、利用先の連絡方法に合わせて進めましょう。

退会の手続きはサービスの利用を終えるためのものです。紹介先企業の内定を辞退する連絡まで済んだかは別なので、登録を消す前に必要なやり取りを整理しておくと安心です。
自分から企業へ連絡する必要があるか、書類や貸与物について案内があるかも確かめます。他社の選考を続ける場合は、その企業の予定と連絡先を残し、就活全体を終了する意思と混ざらないように伝えましょう。
引き止めや費用請求があったときの相談先
辞退の連絡が進まないことと、費用を請求されたことでは、整理する資料が違います。起きたことを記録し、自分だけで抱えず相談先を選びましょう。
辞退を受け付けてもらえないとき
辞退すると伝えても何度も引き止められる場合は、同じ説明を繰り返すだけでなく、送信日時、相手の返答、辞退する企業名、入社予定日を整理します。担当者との話が進まなければ、運営窓口へ経緯を伝える方法があります。
岐阜労働局の新規学卒求人資料は、エージェントなどから就活終了を迫られる事例に触れ、大学のキャリアセンター、労働局、ハローワークとの相談連携を示しています。
私は、企業への辞退連絡を曖昧にせず、相談する相手を変える進め方がおすすめだと考えます。強い働きかけがあるなら、担当者や運営との話し合いをすべて終えるまで外部相談を待つ必要はありません。
企業へ意思が届いているか分からない場合も、その点を相談時に伝えましょう。辞退先への連絡を整理した後も案内電話が続くなら、連絡方法の指定や停止・退会を進める手順も役立ちます。

損害賠償や費用を請求されたとき
費用を求められたら、誰から、いくら、どの理由で請求されたかと、根拠として示された書類を揃えます。言葉だけで支払いや無視を決めず、経緯を整理して相談することをおすすめします。

厚生労働省は、内定辞退は基本的に問題ない一方、個別事情によって損害賠償を求められる可能性も説明しています。京都新卒応援ハローワークも、本人が要求した特殊な備品の購入などに注意を促しています。
また、公的資料は、内定期間中の業務性が強い研修について、辞退防止を目的に費用返還を求める行為を、オワハラに当たり得る例として挙げています。研修の内容や、求められた条件も残しておきましょう。
新卒応援ハローワークなどへ相談するときは、内定通知、承諾に関する書類、請求内容とやり取りを持参すると説明しやすくなります。契約や事情を揃えて、次の対応を考えることが大切です。
出典:厚生労働省「採用の内定・内々定について」/京都新卒応援ハローワーク「内定後のこと」/岐阜労働局の新規学卒求人資料(印刷19頁)



