【新卒・就活】Web業界はガチでやめとけ!オワコンな理由と職種と無駄金スクール
「Web業界はやめとけという声を聞くけれど、実際のところはどうなの?」そう思って、当サイトにたどり着いたのは不幸中の幸いです。
よくある「Web業界はやめとけじゃない!」みたいな下らない結論ではありません。
むしろ、新卒でWeb業界に行くのは絶対にやめとくべきであるというのが私の主張です。
もちろん、優良企業も存在しますが、そんなところに入れる就活生は全体の3%ぐらいと言っても良いです。(就活生40万人なら約1,200人程度)
Web業界は、中途半端な覚悟で踏み入れるべき業界ではありません。
本記事では、Web業界のオワコンな現状からやめとくべき理由、絶対アウトな職種、Web業界に行くのに必要な覚悟まで、徹底的に解説していきます。
新卒でWeb業界に行くのはやめとけ!
新卒でWeb業界への就職を考えるとき、華やかな雰囲気に惹かれて「やってみたい」と安易に決めてしまいがちです。
しかし、裏には厳しい納期、技術革新の速さ、強烈な競争など、多くの壁が立ちはだかります。
新卒という限られたスタートダッシュの段階で飛び込むのは、想像以上に大変です。
しかも、クライアントワークや長時間労働が常態化している企業も少なくなく、体力面と精神面の両方でタフさが求められます。
さらに、最新の技術を学び続ける姿勢やコミュニケーション力が必要ですが、それらを中途半端に捉えると早期離職やキャリア迷走につながりやすいです。
Web業界は一見かっこよさそうに見えますが、実情をよく調べずに入ってしまうと、痛い目を見る可能性が高いです。
自分の将来を真剣に考えたうえで、Web業界でどのようなキャリアを築きたいかをはっきりさせておかないと、後悔する結果になりかねません。
この前提のもと読み進めると良いにゃ!不服ならブラウザバック!
Web業界はオワコン!やめとくべき理由5選
オワコンという言葉はあまり好きではありませんが、就職・転職に関していえば、もう安易には入れる業界ではありません。やめとくべき理由を5つ紹介します。
- そもそも市場規模は大きくない
- ワークライフバランスは最悪
- ビジネス参入しやすく競争激化
- クライアントとの板挟み必至
- AIで代替できる人材が大半
そもそも市場規模は大きくない
「Web業界は成長産業だから安泰」なんて言われがちですが、実際にはそこまで規模が大きいわけではありません。
少し古いですが、下記の画像をみれば分かる通りWeb業界の該当となるインターネット付属サービス業の割合はIT業界の約7%しかありません。
2024年現在でいえばIT業界の市場規模は約60兆円(電気通信等を抜いたら約13.5兆円)、うちWeb業界は3兆円程度です。
IT業界全体の中でもWeb制作やWebサービス関連はごく一部に過ぎず、高収入や安定を期待するのはかなり厳しいのが現実です。
実際に、少し前まで簡単には入れたWeb業界も今では高スキル人材の募集かフリーランスとの業務委託契約が中心に移っていて未経験者はほぼ採用されていません。
新卒で「やってみたい」という程度の甘い認識で飛び込むと、市場規模を上げられずに地獄を見る可能性が高いです。
ワークライフバランスは最悪
Web業界は納期に追われがちな案件が多く、深夜残業や休日出勤が常態化している企業も少なくありません。
クライアントファーストの風潮が根強いため、「急ぎでこの変更を!」といった要望に応じることが当たり前になっているのです。
例えば、コーポレートサイトの制作などは単価が約1000万程度で3カ月~6カ月納品みたいなケースが一般的です。
制作に10人関与していると1人当たりの単価は100万程度、月換算でいえば30万~40万いけばいいほうです。事実上、かなり薄利多売であるのが現実と言えます。
納期を少しでも短くするため、プライベートの時間は削られ、疲弊する人が続出しています。
ワークライフバランスを大切にしたいと考えているなら、Web業界はかなり厳しいと言わざるを得ません。
仕事に魂を売れるかなにゃ?
ビジネス参入しやすく競争激化
WebサイトやWebサービスを立ち上げるハードルが下がったことで、小規模な個人事業主から大手まで多種多様なプレイヤーが乱立し、競争が激化しています。
価格競争が起きやすい分野でもあるため、値下げ合戦に巻き込まれて利益が出にくいケースも多いです。
生き残りをかけるなら、新技術や独自のサービス展開が求められますが、実現するには相当な時間と労力が必要です。
安易に「Web業界は儲かりそう」と飛び込むと痛い目を見るかもしれません。
企業間の競合に巻き込まれて疲弊するリスクも高いので、新卒で無計画に参入するのは正直おすすめできないです。
市場規模が小さいから奪い合いになっているにゃ。
クライアントとの板挟み必至
Web業界はクライアントワークがメインになることが多いため、無茶な要望や急な仕様変更に振り回されるのは日常茶飯事です。
現場のリソースやスケジュールには限りがあるのに、クライアントからは「もっと早く」「もっと安く」と求められることも少なくありません。
それでもプロとして結果を出さなければならず、ストレスが溜まる一方です。精神的にタフでないと、いずれ心が折れてしまう可能性が大いにあります。
こんな板挟み状態に耐えるだけの覚悟がないなら、新卒でWeb業界を選ぶのはかなりリスキーだといえるでしょう。
クライアントワークが業界的な登竜門になっている節があるにゃ。
AIで代替できる人材が大半
AI技術が進歩したことで、Webデザインやライティングなど、一見クリエイティブに見える作業も自動化されつつあります。
定型的なコーディングや画像加工なら、AIが対応できるような片りんをみせています。
つまり、「大したスキルもないままWeb業界に来ました」という人材は、AIに取って代わられるリスクが高いのです。
生き残りをかけるなら、最新の技術やディレクション能力を身につける努力が欠かせません。
そこまでの覚悟がないなら、新卒でWeb業界に飛び込んでも、将来「やっぱりやめときゃよかった…」と後悔する羽目になる可能性が高いです。
Web業界はスキルでの殴り合い業界と化しているにゃ。
Web業界で絶対アウトなやめとけ職種5選
Web業界には様々な職種がありますが、未経験者やスキルが低い人には厳しい職種です。以下の5職種は正しく理解しないとかなり危険な職種です。
- Webデザイナー
- Webマーケター
- Web広告担当者
- Webライター
- Webエンジニア
Webデザイナーの入社難易度は激むず
Webデザイナーは、一見華やかな印象がありますが、実際には非常に競争が激しい職種です。
美大生以上のデザインセンス、HTMLやCSS、JavaScriptなどのコーディングスキル、UI/UXの知識、マーケティングセンスなど必要なスキルはかなり高度なものとなっています。
未経験からいきなり業界に飛び込むのはハードルが高く、並々ならぬ努力が必要です。
さらに、優秀なデザイナーほど新しいツールや技術に常にアンテナを張りめぐらせ、勉強を怠りません。
少しでも立ち止まるとすぐに置いていかれるのが現実であり、甘い気持ちで「なんとなくデザイン好きだから」と志望すると痛い目を見るどころか内定すら取れない狭き門です。
Webマーケターの大半はオペレーター
Webマーケターというと、データ分析や戦略立案を想像するかもしれませんが、実態としては広告の運用やレポーティングなどのオペレーション業務に追われる人が大半です。
上流工程である企画や施策の設計に関われるのは、ごく一部の経験豊富なマーケターに限られます。
それ以外はマーケターではなく、指示されたことをするオペレーターという表現が正しいです。
しかも、最新の広告プラットフォームやSNSの動向、最新技術のトレンドなどをキャッチアップし続ける必要があり、学習コストは高めです。
未経験で「マーケティングしたい!」と飛び込んでも、実際は地味な運用業務の繰り返しでモチベーションを失うケースも少なくありません。
Web広告は激務&入社難易度が激むず
Web広告業界は、クライアントの広告費を預かって成果を出す責任が非常に重く、常に高いプレッシャーがのしかかります。
キャンペーンの最適化や効果測定を素早く行わないと、あっという間に予算が無駄になるため、深夜残業や休日対応も当たり前です。
最新の広告手法やツールを追いかけ続けなければ結果を出せず、入社難易度も高めです。
厳しい競争を勝ち抜くためには分析力やコミュニケーションスキルが必須で、ちょっとやそっとのやる気では通用しません。
未経験から挑戦して成功するには、寝る間も惜しんで働けますぐらいの相当な覚悟が必要です。
WebライターはもうAIで充分すぎる件
文章作成の多くがAIに代替されつつある現状では、Webライターの需要は一昔前ほど高くありません。
定型的な記事や簡単な情報発信であれば、AIの文章生成能力がすでに人間と大差ないレベルに到達しているからです。
そのため、ライターとして生き残るには、独自の切り口や専門知識、取材力など、AIには真似できないスキルが不可欠になります。
単に「文章を書くのが好きだから」程度の理由でこの世界に飛び込むと、すぐに淘汰されてしまう可能性が高いです。
実際、私もWebライターと名の付く人たちとのやり取りをしていますが、前提の文章力+マーケティング視点などのプラスαがない限りAIで作った方が早いです。
Webエンジニアはスキルがないと詰む
Webエンジニアは常に新しい技術に触れ、学び続ける姿勢が求められる職種です。
プログラミング言語やフレームワークは日進月歩で進化しており、少しでもキャッチアップを怠るとあっという間に時代遅れになってしまいます。
しかも、求められるのはコードを書く能力だけでなく、チーム開発やインフラ知識、セキュリティ対策まで多岐にわたります。
スキルを身につけるのに時間がかかるうえ、勉強を続けるモチベーションを保てないと、業界の変化に対応できずに詰むリスクが高いです。
特にフロントエンドの言語しかできません程度の中途半端な覚悟で飛び込むと後悔する可能性が大きいです。
Web業界の人手不足の本当の意味
Web業界は人手不足と言われていますが、その実態は、単に人が足りないというわけではありません。実は、Web業界が本当に求めているのは、高いスキルや能力を持った人材なのです。
スキルがある人材の不足が真実
Web業界は「人手不足」と言われますが、実際は即戦力として活躍できる高スキル人材が足りないのが問題の本質です。
簡単な作業しかできない人は、AIが台頭してきた現在のおいて、残念ながら、いくらいてもあまり役に立たず、求人側も欲していません。
そのため、企業は高いスキルを持つ経験者には高額の給与や待遇を用意しますが、未経験や低スキルでは門前払いされるケースも多いです。
Web業界で生き残るには、常に勉強し続ける姿勢と専門分野での尖ったスキルが不可欠であり、「適当にやっていける」業界ではありません。
地頭が良くない人はすぐに離職
Web業界は技術やトレンドの変化が早く、常に学習しなければあっという間に時代遅れになる厳しい世界です。
わからないことを自力で調べて問題を解決できる地頭の良さや、業務の進め方を柔軟に変えていく対応力が求められます。
もしそれが苦手で自分から学びにいく意欲が低いと、周囲に置いていかれストレスを抱えやすいです。勉強しているかどうかは、見ればすぐにわかります。
そのため結果的に、早々に離職してしまう人も少なくありません。
なんとなくWeb業界が「オシャレそう」「自由度が高そう」くらいの考えなら、入ったあとに大きなギャップに直面する可能性大です。
仕事に魂を売れる人材が欲しい
Web業界では、とにかく厳しい納期やクライアントの要望に応えるため、仕事に対する熱量が重要視されます。
遅くまで残業してでも納品に間に合わせる執念や、常に新しい技術をキャッチアップする情熱がないと成果を出せません。
つまり、仕事に魂を売るくらいの覚悟がなければやっていけない部分が多いのです。
プライベートとの両立を重視する人や、「適度に働ければいいや」という人にはかなり辛い環境です。
逆にいえば、仕事を最優先にできるタイプは評価されやすく、頭角を現すチャンスも多い業界ともいえます。
【無駄金】Web業界のヤバい落とし穴3選
Web業界を目指す人が陥りがちな落とし穴があります。特に、未経験者や知識がない人は、お金を無駄にしてしまう3つの落とし穴を紹介します。
- フロント言語をさせるプログラミングスクール
- マーケティングスクールは未経験と変わらない
- Webデザイナー専門学校を出ても内定は出ない
フロント言語をさせるプログラミングスクール
プログラミングスクールの中には、HTMLやCSSなど、いわゆるフロントエンド言語しか教えないところも存在します。
しかし、これらはサイトの見た目を整えるための技術であり、Webエンジニアとしての本質的なスキルとは言い難いです。
もちろんデザイン面で重要ではあるものの、バックエンドやインフラ、データベースといった領域にまで踏み込まないと、エンジニアとして市場価値を高めるのは難しいです。
「とりあえずプログラミングスクールに行っておけば大丈夫」などと思って飛び込むと、思うように就職につながらず、お金と時間を無駄にしてしまいます。
マーケティングスクールは未経験と変わらない
マーケティングスクールに通えば、広告運用やSNS分析など、華やかなイメージを抱くかもしれませんが、実際に学べることは基礎知識やツールの操作が中心というケースが大半です。
マーケティングスクールで教わる内容はインターネット上にいくらでも乗っています。そのため、「未経験とほぼ変わらない」レベルで現場では使い物になりません。
そもそもWebサイトを立ち上げたり、SNSを運用してみたり、なぜすぐにできる行動をせずに教わろうとするのか甚だ疑問です。
その発想に至らない時点でマーケターとしての望みは薄いので、無駄金を払わずに諦めてください。
優秀な就活生は自分でインスタ運用をしたりしているにゃ。
Webデザイナー専門学校を出ても内定は出ない
Webデザイナー専門学校で学ぶと、デザインソフトの使い方やレイアウトの基礎など、一通りの知識は身につきます。
しかし、企業が求めるのはデザインだけでなく、HTML/CSSやJavaScriptなどのコーディングスキル、さらにはユーザー体験(UI/UX)の理解です。
専門学校で学べる範囲は限られており、卒業後もさらに独学や実務経験でスキルを磨かなければ内定は厳しいのが現実です。
先に述べたように、Webデザイナーの就職は最高難易度です。就職の段階で「実務で使えるレベルに達していない」とみなされることが多く就職難民に陥る人がほとんどです。
専門学校の教員も無駄だとわかりながら、お金のために教えていると告白していたにゃ。
新卒でWeb業界で活躍するのに必要な条件
新卒でWeb業界で活躍するためには、高い能力やスキルが求められます。専門知識だけでなく、論理的思考力やコミュニケーション能力も重要です。
新卒でWeb業界に入って活躍するために必要な条件について解説します。
早慶・国立以上の学力と一般教養
Web業界と聞くと、学歴不問でクリエイティブなイメージを抱く方もいるかもしれませんが、実際には論理的思考力や問題解決能力が重要な場面が多々あります。
技術的な問題に直面した際に、基礎的な知識や一般教養があると、解決策を的確に導きやすくなるのです。フェルミ推定などをさせる理由はまさにここにあります。
早慶や国立大クラスの学歴は、基礎学力を証明する一つの指標として企業側も評価しがちです。
もちろん学歴だけが全てではありませんが、最低限の学力や教養がないと複雑な案件を扱うのは苦労します。
企業もそれを分かっているので、早慶以上で学歴フィルターをかけていることが多いです。
自分で学習計画を組み立てられる
Web業界では、技術やトレンドがあっという間に変わっていくため、誰かに教えてもらう姿勢でいるだけでは時代遅れになる可能性が高いです。
自分で学習計画を立て、スキルを磨く習慣を持っていないと、あっという間に置いていかれます。
スクールや専門学校だけに頼るのではなく、自分が何を学ぶべきかを取捨選択しながら勉強を継続する力が求められます。情報収集能力は絶対に必須です。
新卒でいきなりWeb業界に入るのであれば、受け身ではなく能動的に学び続ける姿勢が成長のカギとなるでしょう。
情報収集を辞めたらすぐに抜かれる覚悟
Web業界では、最新の技術やサービスが次々と生まれ、流れがとにかく速いのが特徴です。
少しでも情報収集を怠ると、他のエンジニアやマーケターにあっという間に追い抜かれるのが当たり前の世界だと言っても過言ではありません。
情報を追いかけ続けることは大変ですが、怠るとすぐに古い知識だけの人材になってしまい、企業からの需要は下がる一方です。
常に動かなくては死ぬまで動きを止めない鮫になるような気構えは必要となります。
中途半端な覚悟ならWeb業界はやめとけ!
このようにWeb業界はかつて言われていたほど甘い業界ではありません。
ここ10年余りで劇的に就活も転職市場も変化しています。
憧れを抱くことは悪いことではありませんが、情報収集をしてしっかりと理解していない状態で選択するのは絶対にやめましょう。
また、AIの台頭などがさらに進んで、状況が確定してからでもWeb業界を目指すのは遅くありません。
その時にいつでも転職できるように、スキルを磨いておくことをおすすめします。
新卒でいきなりWeb業界を目指すのは構いませんが、しっかりと理解したうえで覚悟を持って、選択をするようにしてください。