TISIの新卒|AIと人で守る運用の仕事
TISIの新卒を調べるなら、AIを使う技術だけでなく、人の判断と安全な運用をつなぐ仕事に注目してほしいです。金融・決済を支える事業には、情報の分析から対策へ進める仕組みがあります。
同社が発表したセキュリティ運用基盤は、AIが対応案を示し、人の承認を経て修復や検証へ進むモデルです。自動化を進めても、人が何を確かめるかが重要になります。
この記事では、その事業の考え方と、新卒の育成・配属、卒年別の応募入口を整理します。会社の取り組みと自分が担当する仕事を分け、関心のある役割を具体的にしていきましょう。
守る仕組みと人の役割を知り、自分が学びたい仕事を考えよう
TISIは、金融の仕組みと守る技術をつなぐ会社
TISIは、金融・決済、業務システム、IT基盤など、幅広い領域を扱うIT企業です。2026年7月1日にTISとインテックが合併し、現在の商号になりました。セキュリティだけの会社ではなく、顧客の仕組みを作り、運用する仕事の中にも、守る技術が関わっています。

同社は、金融分野の脆弱性対応を支援する「AI Security Control Plane」の取り組みを発表しています。脆弱性とは、悪用されるおそれのあるシステムの弱点のことです。この取り組みは、デジタル決済のブランド「PAYCIERGE」の戦略の一環として位置付けられています。
企業研究では、AIという名前だけでなく、何を守るために使うのかまで読むと、仕事の輪郭が見えてきます。金融・決済の現場には、対応を速めるだけでなく、変更を管理し、判断の記録を残す視点も必要です。
技術と、顧客が安心して使い続けられる仕組みの両方に関心がある人に、調べてほしい会社です。次に、その考え方が表れる運用モデルを見ていきましょう。
出典:TISI公式サイト、AI Security Control Planeの発表
AIの分析を、人が判断できる対策へつなぐ
ここで取り上げるのは、2026年9月に発表された事業モデルです。TISIは、必要な機能から検証・改善を進めるMVPとして提供すると案内しています。新卒一人の担当例ではなく、同社が守る仕事をどのようにつなごうとしているかを読む材料にしましょう。
複数の情報を合わせ、対応の優先度を考える
このモデルは、脆弱性情報、システムの構成、アプリケーション資材、診断結果、攻撃状況などを統合し、AIが継続的に分析します。一つの情報を見つけるだけでなく、複数の情報を横断してリスクを捉え、対応の優先順位付けを支援する仕組みです。

就活で注目したいのは、情報を集めた後のつなぎ方です。どの環境に何が影響するかを考えることに面白さを感じるなら、調べる価値があります。SOC一般での情報照合や対応判断は、次の記事でも掘り下げられます。

人の承認を経て、修復と検証へ進む
対応を進める段階では、AIエージェントが方針の選択肢を示し、人が承認してから修復・検証・適用へ進む考え方を採っています。これは、金融機関の承認プロセスや監査のための記録に対応し、自動化と管理を両立させるための仕組みです。

AIを導入すれば、人の判断がすべて不要になるわけではありません。提案をそのまま使うのではなく、確かめて安全な変更につなぐ役割に注目しましょう。技術を動かすことに加え、どの判断を誰が引き受けるかまで考えると、仕事の理解が深まります。
基礎を学びながら、担当する仕事を具体化する
TISIの新卒FAQは、入社時点の採用職域をエンジニアと営業と説明しています。応募時の語学力・資格・ITスキルについては、必須条件として定めていないとしています。だからこそ、現在の知識量だけで候補から外すより、入社後に何を学びたいかを考えることが大切です。
教育については、初めの1年間で基礎を学び、集合研修やOJTを行った実績を紹介しています。OJTは、現場の仕事を通じて学ぶ方法です。1年間ずっと座学を受けるという説明ではなく、その後も社内研修やe-learning、必要に応じた外部研修を挙げています。

配属は、現場の希望と本人の希望・適性を考慮して決めるとしています。先ほどのAI運用基盤に興味があることと、自分の初期配属が決まることは別です。
学べる制度の名前だけでなく、どの役割に関心があり、どう経験を積みたいかまで言葉にしましょう。広い職域の会社では、事業への興味を自分の希望する仕事へ具体化することが、応募準備の一歩になります。
出典:TISI新卒FAQ
卒年と入口を分け、応募条件を確かめる
仕事に関心を持ったら、自分が応募する年度の情報へ進みましょう。TISIの採用サイトは、27卒向けの募集要項と、28卒向けの入口・イベントを併せて掲載しています。同じページにある情報でも、対象を分けて読むことが大切です。
27卒の募集要項を、28卒の条件にしない
公開中の募集要項は、2027年3月の大学院修了、大学・高専卒業見込みなどを対象とし、全学部・全学科を掲げています。既卒者については、就業経験3年未満の方も応募できると記載しています。これらは、年度の記載と一緒に確認する情報です。
28卒の方が、そのまま自分の応募条件や採用人数として読むのは避けましょう。会社紹介より先に、自分の卒年と対象者が合っているかを照合するのがおすすめです。そのうえで、現在の募集職域や選考の案内を確認すると、事業への憧れだけで応募先を判断せずに済みます。
出典:TISI・募集要項
28卒イベントは、仕事への関心を試す入口
採用サイトには、28卒向けの入口と、サイバーセキュリティの業務体験を含むイベント案内があります。これは仕事を知る機会であり、その分野の本選考や配属が確約されるという意味ではありません。開催回ごとの受付や条件は、個別の案内を確認しましょう。
参加目的は、技術名を覚えることだけにしなくても構いません。情報を合わせる、対応を判断する、変更を確かめるうち、どこに関心があるかを試してみましょう。今回の運用基盤そのものを体験できると決めつけず、イベント内容を見比べることが大切です。各企画の違いは、次の記事に整理しています。

自動化と人の判断を、自分の経験から考える
TISIの取り組みに興味を持ったら、自分の経験から、自動化と判断の関係を考えてみましょう。授業や制作でAIやプログラムを使ったことがあれば、作業のどこを任せ、結果をどのように確かめたかを振り返ります。使ったツール名だけでは、仕事への関心は伝わりにくいものです。
同社のモデルは、AIの対応案と、人による承認を分けている点が特徴です。自分の経験でも、出力が期待と違ったとき、何を根拠に誤りを見つけ、どのように見直したかを整理できます。専門の実務経験がなくても、学習の中で考えた過程は具体的に伝えられます。
「AIを使いたい」から一歩進めて、何を任せ、何を自分で確かめたいかを言葉にするのがおすすめです。経験が少ない場合は、自分の学習環境で結果と根拠を比べるところから始め、これから学びたい点も分けておきましょう。
会社の事業成果を、自分ができることとして話す必要はありません。経験したことと関心を持った役割をつなぐほうが、志望理由は具体的になります。他社との仕事内容の違いも整理したい場合は、希望する工程と学習経験をメモにして、就活の相談先を比べる方法もあります。



