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【新卒でSESしかない?】就活でSES企業以外の内定を取る方法を解説!

【新卒でSESしかない?】就活でSES企業以外の内定を取る方法を解説!
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自分で求人票を眺めていたり、面接を受けていったりする中で「あれSES企業ばかりじゃない?」って気付きます。特にSIer志望の学生にはよくある話です。

それもそのはず。IT企業の大半はSES企業が中心だからです。

日本のエンジニア人口の中でも約7割がSES企業に在籍しているというのが業界全体の構造です。そのため、就活においても必然とSES企業の割合が多くなります。

問題なのは「SES企業以外に入れるレベルなのか?」それとも「SES企業に入ってからキャリアを築いた方がいいのか?」です。

本記事では、新卒で応募するとSES企業ばかりな理由と、就活で入るべきかどうかを判断するための方法からSESに入っても逆転するためのキャリアを解説します。

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新卒が「SESしかない」と感じる理由と現状

冒頭で軽く説明はしましたが、SESばかりと感じる理由についてまずは紹介します。

なぜ新卒はSESに集中してしまうのか?

新卒でIT業界を目指す際に、求人情報サイトや合同説明会で頻繁に見かけるのがSES企業です。

未経験者歓迎や大量募集を掲げるSES企業が多く、「経験がなくても入りやすい」と感じる学生が多いのは自然なことです。

しかし、その背景にはIT業界全体での深刻な人材不足があり、SES企業が質よりも量を重視して新卒採用を進めるという実態があります。

新卒を対象にした求人市場ではSES企業の広告や情報が非常に多く露出するため、学生が「IT業界に入るならSES企業しか選択肢がない」と誤解しやすくなります。

また、大学や専門学校でのIT教育が理論中心で実践的なスキルを十分に習得できないため、学生自身もSES以外の企業に自信を持って応募できず、結果としてSES企業に偏った就職活動を進めてしまう傾向があります。

SESは自社の宣伝力に欠ける企業も多くて、求人サイトで募集をかける傾向があるにゃ!

「SESしかない」と検索する就活生が急増する背景

Yahoo!知恵袋などのオンライン掲示板や就活関連サイトでは「新卒でSESしか選択肢がないの?」という質問が数多く投稿されています。

このような質問が増える背景には、大学や専門学校でのIT教育が十分でないことがあります。

プログラミングやシステム開発など実務で求められる技術を十分に身につけられないまま就活時期を迎える学生が非常に多く、自分の技術や知識に対して強い不安を抱えています。

そのため、「未経験者歓迎」と明記されたSES企業への応募に集中してしまい、他の選択肢に目を向ける余裕がなくなってしまいます。

さらに、IT業界に関する正確な情報収集が不足していることも大きな要因です。

自社開発企業やWeb系企業など、SES以外にも多くの選択肢が存在することを知らず、情報不足から「SESしかない」と早合点してしまう学生も多いのです。

就活生が知るべきSES企業のメリット・デメリット

ただ、SES企業が変に目の敵にされているのも事実です。SES企業のメリットとデメリットを整理しておきます。

  • SES企業のメリット① 多様な現場経験が積める
  • SES企業のメリット② 未経験でも内定を得やすい
  • SES企業のデメリット① 客先常駐型でキャリアが不安定
  • SES企業のデメリット② 将来的なキャリアアップ・収入面への懸念

SES企業のメリット① 多様な現場経験が積める

SES企業は多様な企業への派遣業務が主体のため、様々な業界やプロジェクトを経験できます。

異なる企業文化や技術環境を短期間で知ることができ、キャリア選択の視野を広げられます。また、幅広い業務を経験することで、自分の得意分野や興味の方向性を明確にできる可能性が高いです。

特に、自身の適性がまだはっきりしていない学生にとって、多様な経験は将来のキャリア形成において非常に有益なものとなります。

SES企業のメリット② 未経験でも内定を得やすい

IT業界の人材不足の影響から、SES企業は未経験者採用を積極的に行っています。

技術的なスキルや実績がまだなくても内定を獲得できる可能性が比較的高いため、就職活動が難航している学生にとっては現実的な選択肢となります。

また、充実した研修制度を設けているSES企業も多く、就業前に基本的な技術や知識を身につけることができる環境も整っています。

SES企業のデメリット① 客先常駐型でキャリアが不安定

SES企業の勤務形態は基本的に客先常駐が多く、派遣先企業の事情によって業務内容や勤務地が頻繁に変わるため、安定したキャリア構築が難しくなります。

プロジェクトの終了と次のプロジェクトの開始の間に待機期間が発生することもあり、その間スキルアップの機会が減少してしまいます。

また、自社に帰属意識を持ちにくく、キャリアの長期的な方向性が見えにくいという問題もあります。

SES企業のデメリット② 将来的なキャリアアップ・収入面への懸念

SES企業は企業間でのマージン構造があるため、エンジニア自身の給与が抑えられやすく、市場価値に見合った収入を得にくい傾向があります。

また、常に派遣先の業務に従事するため、自分の市場価値を意識したキャリア構築やスキルアップが難しく、将来的なキャリアアップや安定した収入を望む場合は注意が必要です。

長期的なキャリア計画を立てづらくなるリスクがあります。

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就活生がSES以外の企業から内定を得る方法

就活でSES企業以外に内定をもらおうと思ったら、それなりの対策が必要です。早慶以上の学歴があれば別ですが、それ以外はしっかりと準備してください。

  • 就活初期に明確な目標設定をする
  • 実践的なスキルを効率的に身につける
  • 大学のキャリアセンターや専門エージェントを利用する

就活初期に明確な目標設定をする

就活を始める段階で「自社開発」「Web系」「社内SE」など将来入りたい企業タイプと、そこで身につけたい技術領域(例:フロントエンド、インフラ、AI)を具体的に言語化しておくことが、SES以外の内定に直結します。

目標が曖昧なままでは情報取得も面接準備も散漫になりがちです。

業界研究やOBOG訪問で日々の業務内容・働き方をヒアリングし、半年後の長期インターン参加、3か月後までにGitHubでポートフォリオ公開などSMART原則に沿ったマイルストーンを設定。

目的から逆算した学習計画と企業選考スケジュールを一枚のロードマップにまとめ、毎週自己レビューを行う仕組みを作りましょう。

実践的なスキルを効率的に身につける

オンライン教材ProgateやUdemyで基礎文法を学んだら、模写コーディングやAPI連携を伴うミニアプリを自作し、成果物をGitHubにコミットして公開する流れを最短2か月で回すのが効率的です。

学習効果を高めるコツは“アウトプット先行”。学んだ機能を即座にポートフォリオへ反映し、QiitaやZennで技術記事を書いて理解を深めましょう。

さらにAtCoderなどの競技プログラミングやハッカソンに挑戦すれば、実務経験がなくても“問題解決力”を数値で示せます。

企業の技術選考では、課題提出やコードレビューで差がつくため、“自走力”を証明できるこれらの活動はSES以外の企業にも強いアピール材料となります。

大学のキャリアセンターや専門エージェントを利用する

大学のキャリアセンターは無料で履歴書添削や面接練習を行ってくれるだけでなく、学内限定の優良求人を保有している場合があります。

しかし、IT業界に特化した情報は不足しがちなので、レバテックルーキーやユニゾンキャリア就活といった専門エージェントを併用するのが効果的です。

専門アドバイザーは技術課題のフィードバックやポートフォリオのブラッシュアップ支援を行い、非公開求人や推薦枠にエントリーできるため、選考通過率が大幅に向上します。

複数の支援機関を活用し、情報源を多角化することで、SES以外の企業にアクセスする機会を最大化しましょう。

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ブラックSES企業を見抜く!求人票チェックポイント

SESが悪いのではなく、ブラックSESに入ってしまうことが問題です。なので、ブラックSESを求人票で見抜くコツを紹介します。

  • 勤務地・勤務時間が「プロジェクトによる」と曖昧に記載
  • 必須スキルがぼんやりしている/未経験大量募集
  • 固定残業代・みなし残業◯時間含むと明記
  • 多重下請け構造・客先常駐の階層が深いと示唆

勤務地・勤務時間が「プロジェクトによる」と曖昧に記載

求人票で勤務地や勤務時間を「首都圏内」「客先に準ずる」などとぼかす企業は、案件ごとに常駐先が変わる典型的なSESの可能性が高いです。

就業時間や最寄駅さえ提示できないのは、派遣先の都合に従属する働き方を前提としている証拠です。

プロジェクトによっては深夜対応や遠方配属になる恐れもあり、ワークライフバランスの把握が難しいというのもあります。また、契約形態が変われば勤務体系も変動するため、同じ会社でも残業時間や休日ルールが案件ごとにバラバラになりがちです。

説明会で具体的な勤務先を尋ねても明言を避ける企業は、労働条件をコントロールできていないと判断しましょう。

必須スキルがぼんやりしている/未経験大量募集

「ITに興味があれば歓迎」「何かしらの開発経験」など必須スキルを曖昧にし、年間数十名単位で採用する企業は、人員数の確保を最優先とするSESである可能性が高いです。

配属後にテスターやヘルプデスクなど補助的業務に長期間固定される例も多く、専門スキルが身につきにくいです。

未経験大量採用の企業ほどOJT体制が脆弱で、先輩の指導が受けられないまま客先に送り出される事例が散見されます。

その結果ミスマッチ離職が増え、常に新人を補充する悪循環に陥っている点もブラック度の指標となります。

研修内容や配属決定プロセスを質問して抽象的な答えしか返ってこない場合は特に注意です。

固定残業代・みなし残業◯時間含むと明記

給与欄に「固定残業30時間含む」「みなし残業代込み」と記載する企業は、残業ありきの働き方を前提としているため要注意です。

みなし時間を超えた割増手当が支払われない、または申請しづらい雰囲気があると実質サービス残業が常態化しています。

求人票で総支給額と基本給の内訳を明示していない場合、残業代を圧縮して給与を高く見せかける手法も疑われます。

説明会で残業実績を尋ねた際に「繁忙期は協力をお願いする程度」と濁す企業は労働時間管理が甘いと考えましょう。

待機期間(ベンチ)の給与保証が曖昧または減額

SES企業では案件が途切れた際の待機期間(ベンチ)の扱いが労働環境を大きく左右します。

求人票に「給与支給は規定による」「一部支給」とある場合、ベンチ入りで手取りが減額される恐れが高いです。

優良企業は待機中でも満額保証し、次案件獲得支援や社内研修を行うが、ブラック企業は研修費用を自己負担にして減給する例もあります。

待機が長引けば月収が大幅に下がり生活基盤が不安定になるため、面接で保証条件と平均待機期間を必ず確認しましょう。

また、「自習していてください」と放置する会社は社員育成への投資意欲が低く、キャリア形成を個人任せにする傾向が強い点にも注意したいです。

多重下請け構造・客先常駐の階層が深いと示唆

取引形態を開示せず、一次請けかどうかを明言しない企業は、多重下請け構造の末端で案件を受注している可能性が高いです。

階層が深いほど中間マージンで報酬が削られ、エンジニアの給与と裁量が低下します。

指揮命令権が顧客企業にあり、契約上グレーな状態で働かされるケースもあり、労務トラブルが起こりやすい。面談で商流の位置を尋ねて言葉を濁す企業は要注意です。

さらに、営業担当が現場フォローに来ず、トラブル時に孤立させる会社ではメンタル負荷が高まる懸念もあるため、フォロー体制の有無を確認しましょう。

新卒でSES企業に入社した場合のキャリア構築方法

SES企業に入ったからといってキャリアが築けないわけではありません。実際は、転職などで有利になるのはSES企業からキャリアを築くケースが多いです。

そのための正しいキャリアの知識を身につけておきましょう。

  • SESで市場価値を高めるスキルを身につける
  • プロジェクト経験をキャリアの棚卸しに活かす
  • SESの経験を足がかりに自社開発や社内SEを目指す

SESで市場価値を高めるスキルを身につける

SESで働く間にAWS認定クラウドプラクティショナーやCCNAなどの資格を計画的に取得しましょう。

資格学習と現場タスクをリンクさせると理解が深まり、面談時に具体的な“成果物”として提示できます。

さらに設計書作成や自動化スクリプト作成など横展開できるアウトプットを意識すれば、市場価値は指数関数的に高まります。

技術ブログで学習内容を外部公開するとポートフォリオ効果も高まり、スカウト採用の声が掛かる可能性も高いです。

転職では、スキルと知識の両方が求められるので、SESはスキルを磨く場所と考えると良いにゃ!

プロジェクト経験をキャリアの棚卸しに活かす

参画するプロジェクトごとに担当工程、使用技術、成果をテンプレート化したシートに記録しましょう。

障害対応なら発生原因と再発防止策、構築なら規模や性能指標など、定量データを残すことが重要です。

半年に一度これらを棚卸しして職務経歴書に追記すれば、自分の強みと成長曲線を可視化できます。可視化した実績は社内評価や転職活動でそのまま説得材料になります。

週次でKPT振り返りを行い、失敗から得た学びをRedmineやNotionに蓄積しておくと、後から再現性の高いナレッジとして再利用が可能です。

リーダー経験や自動化改善の提案実績など定性的な成果も言語化しておき、成果と行動を紐づけることで価値を具体的に示せます。

スキルシートを作成しておくと、次のキャリアを作りやすいにゃ。

SESの経験を足がかりに自社開発や社内SEを目指す

SESで培った技術と実績を武器に、2〜3年後を目安に自社開発企業や社内SEへのステップアップを計画しましょう。

現場で得たドメイン知識を活かせる業界に狙いを定め、ポートフォリオに業務改善ツールやCI/CD導入の自動化スクリプトを追加します。

並行して転職サイトや専門エージェント経由で市場リサーチを行い、必要スキルギャップを洗い出して学習計画に反映します。

週10時間の自己研鑽を継続し、技術ブログやポートフォリオでアウトプットを増やすことで、面接で即戦力を証明できます。

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