【就活生向け】IT業界の「入社後にしたいこと」の回答方法|職種と企業の理解で勝つる!
IT業界の面接で「入社後にしたいこと」を聞かれたら、担当したい仕事、その理由になる実経験、入社後の貢献をつなげて答えましょう。
立派な夢が決まっていなくても、応募先の仕事を調べ、自分が関心を持った理由から考えれば、回答の材料は見つけられます。
大切なのは、答えのない問題に対して、自分なりの仮の答えを作ることです。
仕事でも、調べて、考えて、まずは仮説を立てて進める場面がありますからね。
本記事では、IT業界の「入社後にしたいこと」を企業別に準備する方法と、職種別の回答例、面接・ESで伝えるときの直し方を紹介します。
IT業界の「入社後にしたいこと」は仕事・理由・貢献で答える
「入社後にしたいこと」は、応募先で担当したい仕事を最初に伝えると、回答の軸がはっきりします。
その後に、なぜその仕事に関心を持ったのかを実経験で説明し、入社後に何を学び、どう役立ちたいかをつなげてください。
「ITで社会に貢献したい」だけでは、会社のどの仕事をイメージしているのかが伝わりません。
顧客の在庫管理を支えるシステムなのか、サービスを安定して動かす基盤なのかまで考えると、同じIT企業でも回答が変わります。
理由に使うのは、授業や研究、制作だけではありません。
アルバイトで作業を改善した経験や、チームで困りごとを整理した経験も、仕事内容とのつながりを説明できれば材料になります。
将来の目標を語るときも、まず担当する仕事と身につける力を添えると、成長までの道筋が伝わります。
会社名と技術名を差し替えるだけで終わらず、「この仕事を自分が目指す理由」を作るのがポイントです。
プログラミング経験がある27卒・28卒の大学生・大学院生、短大・高専・専門学校生でITエンジニアを目指す方なら、レバテックルーキーで学習経験を活かす面接準備を相談する方法もあります。
- 担当したい仕事:誰に、何をつくる・支えるのか
- 関心を持った理由:自分のどの経験がきっかけか
- 入社後の貢献:まず何を学び、その先で何をしたいか

IT企業が「入社後にしたいこと」を聞く理由
企業は、入社後の目標から、仕事への理解や、自分の経験と目標を結びつけて考える力を確かめようとします。
何を見られる質問なのかを押さえると、回答に必要な材料も分かりやすくなります。
- 応募先の仕事と事業を理解しているか
- 経験と目標に筋が通っているか
- 入社後の成長を具体的に考えているか
応募先の仕事と事業を理解しているか
応募先の仕事と事業を理解すると、その会社で実現できる「したいこと」を話せます。
同じシステムエンジニアという職種でも、誰に向けて何をつくり、どの工程を担当するかは企業や募集コースによって違います。
開発に強みがある企業でサービス改善を目指すのか、運用を担う職種で安定稼働を支えたいのかでは、伝える内容も変わります。
企業理念に共感したことだけで終わらず、その考え方がどの事業や仕事に表れているかまで見てみましょう。
募集要項と事業紹介を照らし、希望する仕事が応募先の担当業務につながっているかを確かめることが大切です。
経験と目標に筋が通っているか
経験と目標に筋が通っていると、「なぜその仕事をしたいのか」が伝わりやすくなります。
技術名や立派な目標を並べても、自分がそう考えたきっかけがなければ、借り物の言葉に見えてしまいます。
制作で使う人の要望を聞いた、実験で原因を一つずつ調べた、アルバイトで手順を見直したなど、実際に取った行動を振り返ってみてください。
そこから、仕事のどんな部分に興味を持ち、自分の行動をどう活かせそうかを考えます。
大きな成果があるかだけでなく、何を見て、どう考え、なぜその目標を選んだかを説明できることがポイントです。
入社後の成長を具体的に考えているか
入社後の成長は、最初に担当する仕事から将来の役割へつなげて考えましょう。
「プロジェクトを率いたい」と話す場合も、その前にどの業務を経験し、何を身につけたいのかがあると、目標が具体的になります。
技術を深めるスペシャリスト、チームをまとめる役割など、目指す方向によって必要な経験も変わります。
企業の社員紹介やキャリアの説明を読むと、希望する役割がどんな仕事の先にあるかを考える手掛かりになります。
会社の規模だけで決めつけず、応募する職種の役割と、自分が成長したい方向を照らすことが大切です。
「入社後にしたいこと」を企業別に準備する3ステップ
回答の材料は、企業の仕事、自分の経験、入社後の行動の順に整理するとつながります。
最初からきれいな例文を作ろうとせず、まずは応募先ごとに使える材料を集めましょう。
- ①募集職種と事業から担当したい仕事を選ぶ
- ②自分の経験から活かせる行動を選ぶ
- ③最初の仕事と将来の目標をつなぐ
①募集職種と事業から担当したい仕事を選ぶ
まずは募集要項と事業紹介を読み、担当したい仕事を具体的に選びましょう。
見るのは「開発」「インフラ」という分類だけでなく、誰の課題を、何をつくる・支えることで解決しているかです。
募集コースの説明、社員紹介、開発事例を合わせて読むと、使う技術だけでなく、仕事の進め方や役割も見えてきます。
同じ会社に複数の職種がある場合は、自分が応募するコースの業務と混ざらないようにしてください。
希望する配属先が公表されていないなら、決まったこととして話す必要はありません。
確認できた仕事の中から、自分が取り組みたいことと、その理由を一つ選ぶところから始めましょう。
②自分の経験から活かせる行動を選ぶ
次に、その仕事とつながる自分の経験を一つ選び、実際に取った行動を整理しましょう。
制作物があるなら、何をつくったかに加え、誰のために、どこを工夫し、どう改善したかまで振り返ります。
技術経験が少なくても、相手の話を聞いて困りごとを整理した、ミスを減らすために確認方法を変えた、といった経験は材料になります。
「コミュニケーション能力がある」「努力できる」という強みの名前だけで終わらせず、それが分かる行動を説明してください。
実際にはしていない制作や仕事を足す必要はありません。
経験の大きさより、応募先の仕事とつながる部分を具体的にすることが大切です。
③最初の仕事と将来の目標をつなぐ
最後に、入社して最初に身につけることと、将来できるようになりたい貢献をつなぎましょう。
開発なら担当システムの業務理解とテスト・改修、インフラなら構成や運用手順の理解など、応募する仕事を出発点にします。
その経験を積んだ先に、設計や自動化、チームをまとめる役割などの目標を置くと、学ぶ理由も伝わります。
資格取得や研修を受けることだけで終わらず、身につけた力を何に使いたいのかまで考えてください。
すでに行っている学習と、入社後の計画を分けることも重要です。
プログラミング経験のある27卒・28卒でITエンジニアを目指す方には、レバテックルーキーで経験を活かせる仕事と選考準備を相談する方法もおすすめです。
| 整理する材料 | 開発を志望する場合 | インフラを志望する場合 |
|---|---|---|
| 応募先の仕事 | 募集コースの開発対象・顧客・担当工程 | 担当する基盤・顧客・構築や運用の範囲 |
| 自分が実際に取った行動 | 制作時に使う人の要望を聞いて修正したこと | 検証で設定を記録し原因を切り分けたこと |
| 技術経験が少ない場合 | 非ITの改善経験と実施中のプログラミング学習 | 確認・引継ぎの経験と実施中のIT基礎学習 |
| 最初の仕事から将来へ | 業務理解とテスト・改修から、設計や改善へ | 構成・運用手順の理解から、安定稼働の改善へ |

ITエンジニアの「入社後にしたいこと」職種別の回答例
ここからは、開発とインフラの職種別に、面接での回答例を見ていきましょう。
それぞれに、技術経験がある場合と、基礎学習を始めた場合の例を用意しました。
いずれも説明のための例なので、応募先の業務と自分が実際に取り組んだ内容に置き換えてください。
- 開発エンジニア志望の回答例
- インフラエンジニア志望の回答例
開発エンジニア志望の回答例
開発エンジニア志望なら、使う人の課題と、自分が開発に関心を持った理由を結びつけましょう。
制作経験がある場合は、言語名や作品の規模より、何を考えてつくり、どう直したかを仕事への関心につなげると具体的です。
まだ制作物がない場合も、非ITの改善経験と、実際に始めた基礎学習を材料にできます。
ただし、学習中の内容を、業務で使いこなせる技術や実務経験に言い換えないようにしてください。
どちらの例でも、入社後は応募先のシステムや利用者を理解し、担当業務から経験を積む流れにしています。
「何をつくりたいか」と「誰の役に立ちたいか」がつながっているかを見てみましょう。
- 面接回答例:制作経験がある場合
-
入社後は、業務システムの開発を通して、利用者の作業を分かりやすくする仕事に取り組みたいと考えています。
大学のサークルで備品管理用の簡単なアプリを作った際、使う人に話を聞き、入力項目を減らす修正を行いました。
この経験から、動く仕組みを作るだけでなく、使う人の仕事を理解することに面白さを感じました。
御社でも、まずは担当システムの業務と開発工程を学び、テストや改修を通して経験を積みたいです。将来は、利用者の声を設計へ反映できるエンジニアを目指します。
- 面接回答例:制作実績がなく基礎学習中の場合
-
入社後は、業務システムの開発を通して、繰り返し行う作業の負担を減らすことに取り組みたいです。
アルバイトで同じ内容を複数の帳票へ記入する場面があり、記入手順を見直した経験から、システムで作業を改善する仕事に興味を持ちました。
現在はプログラミングの基礎を学び、簡単な処理を自分で動かして仕組みを確かめています。
御社では、まず担当する業務と開発の流れを理解し、テストや改修を正確に行う力を身につけたいです。その経験を積み、使う人の不便を改善できるエンジニアを目指します。
インフラエンジニア志望の回答例
インフラエンジニア志望なら、システムを安定して使える状態にするために、どんな仕事をしたいかを伝えましょう。
環境構築や検証の経験があれば、設定を変えた結果や、原因を切り分けた行動を材料にできます。
研究でクラウドを扱った人は、その経験から運用や自動化の何に関心を持ったかまで考えてみてください。
構築経験がない場合は、確認・記録・引継ぎなどの実経験と、現在の基礎学習を分けて説明します。
サーバーやネットワークの資格名を並べるだけで終わらず、学んだことを、応募先のどの業務でどう活かしたいかまでつなぐことがポイントです。
- 面接回答例:構築・検証の経験がある場合
-
入社後は、サービスを安定して動かすための基盤運用と改善に取り組みたいと考えています。
大学の研究でクラウド上にデータを扱う環境を構築した際、設定の違いで動作が変わり、手順を記録して一つずつ原因を確認しました。
この経験から、動く環境を作るだけでなく、継続して安心して使える状態を保つことに関心を持ちました。
御社では、まず担当するシステムの構成と運用手順を理解し、正確な対応ができるように学びたいです。将来は、作業の自動化や障害の予防につながる改善へ貢献したいと考えています。
- 面接回答例:構築経験がなく基礎学習中の場合
-
入社後は、利用者が安心して使えるシステムを支える仕事に取り組みたいです。
アルバイトで引継ぎ漏れを減らすために確認項目をまとめた経験があり、記録と確認によって仕事を安定して進める大切さを学びました。
ITでもサービスを止めずに支える仕事に関心を持ち、現在はネットワークとOSの基礎を学んでいます。
御社では、まず担当するシステムの構成や運用手順を理解し、分からないことを確かめながら正確に対応する力を身につけたいです。将来は、繰り返し起きる問題を整理し、運用の改善にも貢献したいと考えています。
「入社後にしたいこと」が思いつかない時の考え方
例文を見てもしたいことが浮かばないときは、身近な困りごとや、少し気になった仕事を入口にしてみましょう。
今の段階で作れる仮の目標から、調べる・試すことで具体化していけば大丈夫です。
- 身近な不便をどの仕事で解決したいか考える
- 調べる・試すことで仮の目標を具体化する
身近な不便をどの仕事で解決したいか考える
大きな夢がなくても、身近な不便から「取り組んでみたい仕事」を考えられます。
予約の手間を減らしたい、同じ情報を何度も入力する作業をなくしたい、使いたいときにサービスが止まらないようにしたいなど、気になる場面を挙げてみてください。
そのうえで、画面や機能をつくる仕事なのか、利用環境を支える仕事なのかを調べます。
そこまで考えると、「ITがかっこいい」から一歩進んで、誰の何を変えたいのかが見えてきます。
最初の考えが一生変わらない目標である必要はありません。
自分がなぜ関心を持ったのかを説明できる、仮の答えを作ることから始めましょう。
調べる・試すことで仮の目標を具体化する
技術経験がまだないなら、調べたことと、小さく試したことを材料にしていきましょう。
募集職種の説明を読み、基礎教材で簡単なプログラムを動かすなど、関心のある仕事に近い体験をすると、面白さや難しさが具体的になります。
その中で気になった点を、次に何を学びたいか、入社後にどんな仕事へつなげたいかへ広げます。
予定しているだけの学習は、取り組んだ経験と分けて伝えてください。
関心や強みそのものを整理し直したい場合は、自己分析と企業研究を行き来しながら考えることも大切です。
「やりたいこと」の考え方から見直したい方は、以下の記事も参考にしてください。
」を明確にする方法とポイント-1-320x180.jpg)
面接・ESで避けたい「入社後にしたいこと」と直し方
回答ができたら、会社の仕事と合っているか、自分の行動が伝わるか、面接やESの形式に収まるかを見直しましょう。
少し具体性を足すだけで、伝わり方が変わる部分があります。
- 「成長したい」だけで終わらせない
- 応募先にない仕事を希望しない
- 面接は要点を話しESは指定文字数へ絞る
「成長したい」だけで終わらせない
「成長したい」だけの回答には、学んだ力を使って何をしたいのかを足しましょう。
研修が充実していることに魅力を感じても、それだけでは会社から何を受け取りたいかという話で終わってしまいます。
どの知識を身につけ、担当する仕事のどこに活かしたいかまで説明すると、自分から取り組む姿勢が伝わります。
最初から大きな成果を約束する必要はありません。
業務を理解し、分からないことを調べ、担当範囲を正確に進めるといった成長の道筋から考えてください。
学習の先にある仕事への貢献を一つ加えると、回答の目的がはっきりします。
- 面接回答の直し方:「成長したい」の先を補う
-
修正前:御社の研修を受けて技術力を高め、成長したいです。
修正後:御社の研修と担当業務を通じて、システムの動作を正確に確かめる力を身につけたいです。まずはテストや改修の経験を積み、利用者が安心して使えるシステムづくりに貢献したいと考えています。
応募先にない仕事を希望しない
希望する仕事が、応募先の事業と募集職種に合っているかを確かめましょう。
自分の関心だけで話すと、開発を募集していない職種でアプリ開発を希望するなど、会社の仕事とずれることがあります。
使いたい技術がある場合も、採用情報や事業紹介で、その技術をどんな場面に使っているのかを確認してください。
志望動機はその企業を選ぶ理由、入社後にしたいことは担当したい仕事と貢献を中心にすると整理しやすくなります。
二つを別々に暗記するより、その企業を選ぶ理由の先に、取り組みたい仕事がある状態にすると、話の筋も通ります。
面接は要点を話しESは指定文字数へ絞る
面接では要点を話し、ESでは企業の指定文字数に合わせて情報を絞りましょう。
まず担当したい仕事を伝え、きっかけになった経験と、入社後の行動を添えます。
一度声に出してみると、長すぎる説明や、技術名が続いて分かりにくい部分に気付きやすくなります。
面接では「御社」、ESでは「貴社」と表現を合わせ、詳しく聞かれたときに話せる実経験も整理しておきましょう。
笑顔や熱意も大切ですが、急がず、聞き取りやすい声で自分の言葉を届けることを意識してください。
答えを丸暗記するより、伝える順番と材料を覚えておくのがおすすめです。
ほかの質問も練習したい方は、以下の面接対策記事も活用してください。

企業と自分を結び付けて「入社後にしたいこと」を伝えよう
「入社後にしたいこと」は、応募先の仕事と自分の経験をつなぐほど、具体的な回答になります。
まずは募集職種と事業から担当したい仕事を選び、その仕事に関心を持った理由を実経験から探しましょう。
さらに、入社して最初に身につけることと、その先でどんな貢献をしたいかをつなげると、キャリアの考え方も伝わります。
制作や研究の経験がある人は、自分が考えて行動した部分を掘り下げてみてください。
経験が少ない人も、これまでの活動と実際に始めた学習から材料を集め、分かってきたことを言葉にしていけば大丈夫です。
回答例を自分に置き換えたら、応募先にない仕事を話していないか、成長したいだけで終わっていないかを見直しましょう。
最後に声に出してみて、仕事、理由、貢献の順番で伝わるかを確かめてください。
正解らしい言葉を借りるより、自分で調べて考えた答えを持って面接へ進むことが大切です。
プログラミング経験のある27卒・28卒でITエンジニアを目指す方には、レバテックルーキーもおすすめです。
自分の学習・制作経験を面接でどう伝えるか、就活のプロと一緒に整理したいときに活用してみてください。



