【文系のIT業界就活】おすすめ職種9選を徹底解説|文系IT職種完全ガイド
就活において最も重要になるのが職種・職業です。
というのも、基本的にあなたが働いて身につけられるスキルというのは、あなたが選択した職域に限定されます。
よく仕事選びは「会社と結婚するな、職業と結婚しろ」なんて言われますが、これは現代の働き方を如実に表しています。
そんな超重要な職種ですが、文系から選択できるものは何があるのでしょうか?
本記事では、文系の学生でも就職可能な職種や企業を紹介、IT業界の現状や求められるスキル、就職のコツまでを網羅してお届けします。
文系学生がIT業界に就職するための基礎知識
まずは、前提となる知識を頭に入れていきましょう。IT業界を取り巻く状況を理解することで、職種の将来性が明らかになっていきます。
IT業界の5つの主要分野
IT業界は以下の5つの大分類に分けられています。
上記はあくまでIT業界を分解したものです。ここから職種が決まるわけではありません。あくまで業界はその企業がどこをメインに事業を展開しているかです。
対応する部分はありますが、IT業界の仕事は大きく分けて5つの主要分野があります。
ソフトウェア開発
ソフトウェア開発は、コンピュータプログラムやアプリケーションの設計・開発・運用を行う分野です。
私たちの生活に欠かせないWebサイト、スマホアプリ、ゲームなど、幅広いソフトウェアが日々開発されています。
ソフトウェア開発では、要件定義や設計、プログラミング、テスト、メンテナンスなどの工程を経て、ユーザーが求める機能や性能を提供します。
特に最近では、クラウドサービスやSaaS(Software as a Service)などのソリューションが注目されています。
みんながよくイメージするのがこれだにゃ。
ハードウェア開発
ハードウェア開発は、コンピュータやスマートフォン、IoTデバイス、AIチップなど、物理的な機器の設計・開発・製造を行う分野です。
ハードウェアはソフトウェアが動作する基盤であり、安定した動作環境を提供することが求められます。
近年では、AIの発展に伴う高速処理チップの開発や、スマート家電などIoT技術を活用した製品の普及が進んでいます。
ハードウェアの小型化・省電力化が進み、多様な分野での活用が期待されています。
Amazonエコーのようなスマート家電などもこれに該当するにゃ!
ネットワーク
ネットワーク分野は、コンピュータやデバイスを相互に接続し、データのやり取りを可能にするための技術を提供します。
インターネットや社内LAN、クラウドサービスのネットワークなど、私たちの日常やビジネスを支える重要なインフラです。
ネットワークエンジニアは、ネットワークの設計・構築・運用・保守を担当し、通信の安定性やセキュリティの確保を行います。
5GやIoTの普及により、ネットワーク技術はさらに進化し続けることが予想されています。
身近なところでいえば、みんなが使っているWi-Fiだにゃ。
情報セキュリティ
情報セキュリティは、サイバー攻撃や情報漏洩などの脅威からコンピュータシステムやネットワークを守るための対策を行う分野です。
セキュリティソフトの開発、ファイアウォールの設定、定期的なシステム監査、インシデント対応など、幅広い業務を担当します。
特に近年は、ハッキングやランサムウェアなどの攻撃手法が高度化しており、企業や個人の情報資産を守るための対策が強く求められています。
セキュリティ技術者は、高度な専門知識が必要とされる職種です。
セキュリティ分野はハッカーをイメージする分かりやすいにゃ~。
ITコンサルティング
ITコンサルティングは、企業の経営課題や業務改善を、ITを活用して解決するためのコンサルティング業務です。
システム導入の提案から業務効率化の支援、さらにはIT戦略の策定まで幅広いサービスを提供します。
ITコンサルタントは、クライアントのニーズを把握し、最新の技術やソリューションを活用した改善策を提案します。
近年では、デジタルトランスフォーメーション(DX)の推進において、企業の成長を支える重要な役割を担っています。
今後のIT業界の市場動向
職域のイメージはなんとなくできたと思うので、次は近年の注目ジャンルへの理解を深めていきましょう。
今後のIT業界では、以下の分野が特に注目されています。
AI(人工知能)
AI(人工知能)は、機械学習やディープラーニングといった技術を活用して、人間の知能に近い処理を行う分野です。
AIは、製造業の自動化、医療診断、金融市場の予測など、幅広い分野での活用が進んでいます。
AIエンジニアやデータサイエンティストがAIモデルの開発に携わり、AIコンサルタントは企業のAI導入を支援します。
今後もAIの技術革新が進むにつれて、AIを活用したサービスや製品の需要がますます増加すると予想されます。
IoT(Internet of Things)
IoT(モノのインターネット)は、物理的なデバイスをインターネットに接続し、データを収集・共有する技術です。
スマートホーム、産業機器、医療機器など、私たちの日常生活やビジネスのあらゆる分野に導入されています。
IoTエンジニアは、デバイスの開発やシステムの構築を担当し、IoTデータの分析によってビジネスの効率化や新しいサービスの提供が可能になります。
IoT技術の進展に伴い、関連職種の需要も高まっています。
ビッグデータ
ビッグデータは、膨大なデータを収集・分析して、新たな知見や価値を引き出す技術です。
企業は顧客の行動データや市場のトレンドを分析し、ビジネス戦略の立案に活用しています。
データサイエンティストやデータエンジニアは、このデータを処理し、価値あるインサイトを提供する役割を担います。
ビッグデータ技術の進化により、効率的な意思決定や新たなビジネスモデルの創出が期待されており、需要は今後も拡大すると見込まれます。
クラウドコンピューティング
クラウドコンピューティングは、インターネットを介してコンピュータリソース(サーバー、ストレージ、アプリケーション)を提供する技術です。
企業は、オンプレミス(自社設置)のサーバーを使用する代わりに、クラウドを利用することでコスト削減や柔軟な運用を実現しています。
クラウドエンジニアは、クラウドサービスの設計・開発・運用を担当し、システムのスケーラビリティやセキュリティを確保します。
クラウドの普及により、関連職種の需要は急速に増加しています。
サイバーセキュリティ
サイバーセキュリティは、コンピュータシステムやネットワークをサイバー攻撃から守るための技術と対策です。
ハッキングやマルウェア、フィッシング攻撃などの脅威が増加しており、セキュリティエンジニアはシステムの安全性を維持するために脆弱性のチェックや侵入対策を行います。
セキュリティコンサルタントは、企業のセキュリティ体制の強化をサポートし、リスク管理やコンプライアンスに対応します。
高度化する脅威に対抗するため、セキュリティ関連の仕事はますます重要視されています。
最新技術は習得が難しいので、将来的にこれらのジャンルに関われるように職種を選択すると良いにゃ!
開発エンジニアとインフラエンジニアとデータエンジニア
IT業界には、大きく分けて「開発エンジニア」「インフラエンジニア」「データエンジニア」の3つの職種があります。
開発エンジニア
開発エンジニアは、主にソフトウェアやアプリケーションの設計・開発・運用を行うエンジニアです。
業務内容は、要件定義や仕様設計、実際のプログラミング、テスト、そして保守作業まで多岐にわたります。
Webアプリケーション、モバイルアプリ、業務用ソフトウェアなど、様々な形態のプログラムを手掛けるため、Java、Python、JavaScriptなどのプログラミング言語の知識が必要です。
加えて、開発プロジェクトではチームでの作業が多く、コミュニケーション能力やプロジェクト管理のスキルも重要です。
開発エンジニアは、技術の進化に伴って常に新しい技術を学び、変化に対応する柔軟性が求められます。
現在、開発エンジニアを目指せるのは新卒ぐらいだにゃ!
インフラエンジニア
インフラエンジニアは、ITシステムを支える基盤であるサーバー、ネットワーク、ストレージなどの構築・運用・保守を担当するエンジニアです。
企業のIT環境を安定稼働させるために、信頼性の高いインフラを設計し、障害発生時には迅速に対応する能力が求められます。
サーバーやネットワークの設置・設定、仮想化技術(VMwareやHyper-V)、クラウド環境の構築(AWSやAzure)など、幅広い技術が必要となります。
また、セキュリティ対策も重要な要素であり、情報漏洩やサイバー攻撃への対応策も考慮に入れた運用が必要です。
インフラエンジニアは、システムの安定運用を支える縁の下の力持ちともいえる存在です。
データエンジニア
データエンジニアは、企業が保有する膨大なデータを効率的に管理し、データ分析が円滑に行える環境を構築するエンジニアです。
主な業務は、データベースの設計やデータフローの最適化、データウェアハウスやETL(Extract, Transform, Load)パイプラインの開発・運用です。
PythonやSQL、Hadoop、Sparkといったデータ処理に特化した技術やツールの知識が必要です。
また、データサイエンティストやアナリストと連携して、ビジネスの意思決定を支援するために必要なデータの整備も行います。
データエンジニアは、データの流れを効率化し、企業のデータドリブンな意思決定を支える重要な役割を担っています。
理系学生の専売特許的な部分が大きいジャンルで、文系からは難しいにゃ。
文系学生は開発エンジニアかインフラエンジニア
ここまで色々な情報を出してきましたが、文系学生が就活で目指せる職種は「開発エンジニア」か「インフラエンジニア」のどちらかです。
データエンジニア系は基本的に大学院などで専門的に学んだ人がいけるジャンルになっています。
AIエンジニアやデータサイエンティストなどは、旧帝大クラスの学力が必要で、未だ研究職の強く、実用化されていない部分が大きいので文理選択で決まっていまっているので就活でなるのは極めて困難です。
これらの要因から文系学生が目指せる職種は、「開発エンジニア」「インフラエンジニア」の2択になります。
逆に新卒から「開発エンジニア」に行くのは難しくありませんが、転職で「開発エンジニア」に行くのは極めて難しい状況です。
開発エンジニアになるかインフラエンジニアになるかの判断軸は、自身の価値観で判断すると良いでしょう。
以下の表にそれぞれの特長を記載したので確認しておいてください。
エンジニア職種 | 安定性 | 年収 | ワークライフバランス |
---|---|---|---|
開発エンジニア | 技術進化が早い分、スキルを磨けば安定的に仕事を得られるが、常に学び続ける姿勢が必要。 | 平均年収は比較的高めで、経験を積むとプロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーとして高年収を狙える。 | リモートワークの導入が進んでいる企業も多く、柔軟な働き方が可能。残業は比較的多めな傾向にある。 |
インフラエンジニア | 企業のIT基盤を支える重要な職種であり、特にクラウド技術の普及により需要が安定している。 | 平均的な年収は開発エンジニアと遜色なく、クラウドやセキュリティなどの専門スキルを持つと高年収を得られる。 | キャリア初期には夜勤や夜間・休日対応が発生することもあるが、上流工程に進むと土日休み・日勤になる。 |
データエンジニア | データ活用がビジネスの鍵となるため、ビッグデータやAI分野で安定した需要が期待される。 | データ分析スキルが高まると専門性の高い仕事で高収入が見込める。 | 納期に追われることは少ないが、データ量や緊急対応に左右されることがある。 |
開発エンジニアに強いこだわりがないのであれば、インフラエンジニアの道がおすすめです。職業安定も年収も高く、長期的な目線でみれば圧倒的に他の職種よりメリットが大きくなります。
巷ではインフラエンジニアは最強といわれているにゃ!
文系からなれるおすすめ開発系IT職種3選
開発職種は詳しくみると以下のような分類となっています。
基本的に上流工程を専門に行うエンジニアをシステムエンジニア(SE)、下流工程のプログラミングを行うエンジニアをプログラマー、ハードやソフトのテストを行うのがテストエンジニアと言います。
上流工程のエンジニアはさらに役職で分類されているというわけです。では、詳しく文系から目指せるおすすめの開発職種を見ていきます。
Webエンジニア(バックエンドエンジニア)
Webエンジニアのバックエンドエンジニアは、Webアプリケーションのサーバーサイド部分を担当します。
別名では、サーバーサイドエンジニアと呼ばれることもあります。
主な業務は、データベース設計、API開発、セキュリティ対策、パフォーマンスチューニングなどです。
ユーザーが見えない部分でデータベースやサーバーと連携し、アプリケーションが正常に動作するようにプログラムを開発します。
使用する技術としては、PHP、Ruby、Python、Javaなどのプログラミング言語があり、SQLなどデータベース関連の知識も求められます。
バックエンドエンジニアは、Webサービスの心臓部分を支え、信頼性やスケーラビリティを確保する重要な役割を担っています。
フロントエンドは言語的に簡単であまり需要がありません。フロントエンドエンジニアになるためには、バックエンドの知識を身につけてからが一般的です。
上流工程を担当すればSE、下流工程を担当するならPGになるにゃ。
アプリケーションエンジニア(バックエンドエンジニア)
アプリケーションエンジニアのバックエンドエンジニアは、企業向けやユーザー向けのアプリケーションのサーバーサイドを開発する職種です。
主に、アプリケーションがリクエストを受け、適切なデータを処理して返す仕組みを構築します。
Java、C#、Node.js、Pythonなどのプログラミング言語や、クラウドプラットフォームを活用することが多く、システムの安定性や保守性を重視する点が特徴です。
大規模な業務システムやモバイルアプリケーションのバックエンド部分を担当し、データベース設計、APIの開発、ユーザー認証、セキュリティ対策など幅広い業務に関わります。
こちらも基本的にはバックエンド側の知識を身につけてからフロントエンドもできるようになるというキャリアが一般的です。
Webエンジニアとは専門とする領域が違うだけにゃ!
テストエンドエンジニア(QAエンジニア)
テストエンジニア(QAエンジニア)は、ソフトウェアやシステムが仕様通りに動作するかを検証する役割を担います。
開発されたシステムやアプリケーションをテストし、バグや不具合を発見して開発チームにフィードバックを行います。
手動テストや自動化されたテストツールを使用して機能テスト、負荷テスト、セキュリティテストなどを行い、製品の品質を保証します。
QAエンジニアは、ユーザーにとって快適で信頼性の高いシステムを提供するための最終ラインに立ち、品質を担保する重要な役割を果たします。
開発者との密なコミュニケーションや、細部に注意を払う姿勢が求められます。
ハードウェアとソフトウエアの両面の理解が必要で、テストエンドエンジニアの中でも市場価値は高いです。
文系からなれるインフラ系IT職種3選
インフラ職種は詳しくみると以下のような分類となっています。
開発職種とは違ってインフラエンジニアの場合は、得意とする領域による区分がメインとなります。
上流工程に進んだら役職の区分が生まれてくるようなイメージになります。
ネットワークエンジニア
ネットワークエンジニアは、企業や組織のネットワークインフラを設計・構築・運用・保守する役割を担います。
具体的には、インターネットや社内ネットワークの接続環境を整備し、通信の安定性やセキュリティを確保します。
ルーターやスイッチ、ファイアウォールなどのネットワーク機器を設定・管理し、トラフィックの最適化やトラブルシューティングも行います。
5Gやクラウドサービスの普及により、ネットワークの重要性がさらに増しており、技術進化に伴い新しい知識の習得が不可欠です。
ネットワークエンジニアは、企業のITインフラを支える基盤として、安定した通信環境を提供する重要な職種です。
インフラエンジニアになったらここからスタートすることが多いにゃ!
サーバーエンジニア
サーバーエンジニアは、企業や組織のシステムを支えるサーバーの設計・構築・運用・保守を担当する職種です。
サーバーは、データの保管やアプリケーションの提供、Webサービスの運営において欠かせないインフラです。
主な業務は、物理サーバーやクラウドサーバーの設定、OSやソフトウェアのインストール、定期的なバックアップ、障害対応、セキュリティ対策などです。
LinuxやWindows Serverの知識が求められ、サーバーが常に安定して稼働するように監視とメンテナンスを行います。
サーバーエンジニアは、企業の業務を支える根幹部分を担当するため、信頼性と迅速な対応力が必要とされます。
インフラエンジニアになって2番目にスタートすることが多い領域だにゃ!
データベースエンジニア
データベースエンジニアは、企業が利用するデータベースシステムの設計・構築・運用・保守を担当する職種です。
業務内容には、データベースの設計、SQLを用いたデータの最適化、データのバックアップやリカバリ計画の策定、性能改善、セキュリティ対策などが含まれます。
データベースは、業務システムやWebサービスで必要なデータを効率的に管理するための重要なインフラであり、特に大規模なシステムでは性能とセキュリティの両立が求められます。
MySQL、PostgreSQL、Oracleなどのデータベース管理システム(DBMS)の知識が必要で、データの安全な管理と効率的な運用を支える専門職です。
クラウドエンジニアはこれらの領域をクラウド上で行うエンジニアなので後のキャリアだにゃ!
文系からなれるプロジェクト管理職種3選
開発・インフラエンジニアの2種類のおすすめ職種について見てきましたが、就活だといきなりプロジェクト管理側の職種に入ることも可能です。
ただ、かなり学歴に左右されるため、GMARCH以上の学力が必要になることは注意してください。
システムエンジニア(上流工程)
システムエンジニアは、クライアントのニーズに基づき、システムの設計、開発、運用を行うエンジニアです。
システム開発の各フェーズ(要件定義、設計、開発、テスト、運用保守)を担当し、プロジェクト全体を見渡す役割を担います。
クライアントの要件をヒアリングし、それに基づいてシステムの仕様を策定し、システム全体の構築を指揮します。
多くのシステムエンジニアは、プログラミングスキルを持ちながらも、プロジェクトマネージャーとしての役割を果たすことが多く、クライアントとのコミュニケーションやチームの調整も重要な業務です。
技術力とマネジメントスキルを兼ね備えた職種であり、システムの全体設計から運用まで幅広いスキルが求められます。
ブリッジSE(オフショア開発)
ブリッジSEは、日本と海外の開発チーム(オフショア)の間に立ち、プロジェクトの円滑な進行をサポートするシステムエンジニアです。
主な業務は、日本のクライアントの要求や仕様を現地の開発チームに正確に伝え、また現地チームからの技術的なフィードバックや質問を日本側に適切に伝達することです。
現地チームと日本チームの間でのコミュニケーションが重要であり、異なる文化や働き方、言語の違いを理解しながら調整を行います。
具体的には、ユーザーのニーズをヒアリングして要件をまとめ、現地チームに説明し、開発が進行します。また、進行中のプロジェクトの進捗を確認し、必要に応じて問題点を解決することも重要な役割です。
コミュニケーション能力、要件定義スキル、言語スキル(主に英語や現地語)、技術知識が求められ、オフショア開発の成功に大きく貢献します。
英語ができることは必須になるので、TOEICで800点以上ある人が目指す職種にゃ。
ITコンサルタント(IT企画)
ITコンサルタント(IT企画)は、企業が抱える課題をIT技術を活用して解決するための戦略を立案し、実行支援を行います。
IT企画の段階では、企業の経営方針や業務プロセスを理解し、最適なシステムやソリューションを提案します。
プロジェクトの初期段階から参画し、要件定義、プロジェクト管理、導入後の運用まで一貫してサポートします。
ITの専門知識に加えて、ビジネスの知識やコミュニケーション能力も必要です。
特に、デジタルトランスフォーメーション(DX)やクラウド導入支援などが増えており、企業の成長をITで加速させる役割を担う重要なポジションです。
システムの知識と営業力が必要な職種だにゃ。最近ではエンジニアのキャリアから目指す人が多いにゃ!
文系就活生がIT業界で内定を取るための準備
ここからは、具体的に内定を取りに行くための準備について解説します。少なくともこれらができていないとスタートラインに立つことはできません。
基本的なIT知識を学ぶ
IT業界に挑戦する文系学生がまず取り組むべきステップは、基本的なIT知識の習得です。
IT業界では、技術的な用語や概念が日常的に使用されるため、これらを理解しておくことが重要です。
例えば、プログラミング言語やアルゴリズム、データベース、ネットワークの基礎知識を学ぶことで、エンジニアやITコンサルタントとのコミュニケーションがスムーズになります。
オンライン講座や書籍、YouTubeなどで、初心者向けのIT基礎を学べる教材が豊富にありますので、まずは入門レベルの教材を活用して学習を始めましょう。
おすすめは資格の取得です。ITパスポートはIT就活の入門としては効果が高いです。1カ月もあれば取得できるため、基礎知識を得る場合は学習して損はありません。
自分の知人はITパスポートを2週間で取っていたにゃ!
職種に合った知識を学ぶ
文系学生が目指すべきIT業界の職種に合った知識を身につけることが大切です。
プログラミング言語なんかは顕著に職種に依存します。HTMLやCSSといった簡単なフロントエンドの言語を学習しても正直、道がないので意味がありません。
学ぶならバックエンド側の言語(Java、Python、PHP)などにしてください。
特に学歴でマイナス評価を受けてしまう学生は、ここで失敗するわけにはいかないので、念入りに調査するようにしましょう。
プログラミングスクールは必須ではなく任意です。自己学習が難しい場合のみ使用することをおすすめします。
インフラエンジニアになるならプログラミングは不要だにゃ!
IT業界の就活情報を手に入れる
IT業界で内定を獲得するためには、業界特有の就活情報を収集し、効果的に活用することも重要です。
IT業界はブラック企業も多いため、就活でミスをするとその後に大きなハンデを背負うことになります。
就活サイトや企業の採用ページ、IT関連のニュースサイトなどを活用して、各企業の採用情報や業界の最新ニュースをチェックしましょう。業界セミナーやオンラインイベントに参加することも、企業の情報を収集し、採用担当者と直接接点を持つ良い機会になります。
また、IT業界に特化した就活エージェントを活用することで、専門的なアドバイスや企業とのマッチングをサポートしてもらうことが可能です。
文系がIT業界に就職するための手段3選
IT業界の就職方法は全部で3つありますが、最もおすすめなのは就活エージェントです。実のところ、3社に1社がエージェント経由で人材を集めています。
それぞれの進め方について見てきましょう。
- 独学で資格を取得して応募する
- プログラミングスクールに通う
- IT就活エージェントを利用する
独学で資格を取得して応募する
文系学生がIT業界に就職するために有効な手段の一つが、独学でITに関連する資格を取得することです。
基本情報技術者試験(FE)やITパスポートなど、IT業界での基礎知識を証明する資格は、就職活動の際に有利に働きます。
特に、ITパスポートは初心者向けの資格で、ネットワークやセキュリティ、ビジネス戦略に関する基礎知識を幅広く学べるため、文系出身者にとって入り口として最適です。
独学での資格取得は、学びながらスキルを証明し、自己成長をアピールできる手段となります。
プログラミングスクールに通う
もう一つの手段として、プログラミングスクールに通う方法があります。プログラミングスクールはWeb系ばかりなので、Webエンジニアになるなら選択肢の1つです。
プログラミングスクールでは、効率的にITスキルを学べるカリキュラムが整っており、特に未経験者向けにわかりやすく教えてくれるため、文系学生にとって非常に有益です。
短期間で実践的なスキルを習得でき、HTML、CSS、JavaScript、PHP、Python、などの主要なプログラミング言語や、Web開発の基礎が学べます。
また、スクールによっては、就職支援サービスが充実しており、ポートフォリオの作成や面接対策、企業紹介まで手厚くサポートしてくれることもあります。
IT就活エージェントを利用する
IT業界に特化した就活エージェントを利用するのが、文系学生がIT業界に就職するために最も効果的な手段です。
就活エージェントは、個別のカウンセリングや企業とのマッチングを提供し、未経験者向けの求人情報を紹介してくれます。
文系学生向けにIT業界の基礎知識や職種についてのアドバイスを行い、適性に合った職種を見つける手助けをしてくれるのが特徴です。
また、履歴書の添削や面接対策など、就職活動全般にわたるサポートが受けられるため、効率的に就職活動を進めることができます。
特に、文系の強みを活かしたキャリア形成を希望する学生にとって、エージェントのサポートは心強い味方です。
就活エージェントは「無料でサービス提供」しているので、金銭的な心配は必要ありません。