【文系の就活】IT業界はやめとけ?理由5選と誤解を解説!失敗しないIT就活
YouTubeなどのSNSを見ていると、文系学生がIT業界に行くのは「やめとけ」と言った否定的な意見があると思います。
そういう情報を見て不安でWebサイトで調べたのではないでしょうか?
「よくぞ、当サイトにたどり着いてくれた」というのが私の率直な感想です。
結論からいえば、文系学生にとってIT業界への就職は「やめとけというのは暴論であり、むしろ、おすすめである」というのが実際のところです。
本記事では、なぜ「やめとけ」と言われるのか?なぜ偏った情報が生まれてしまうのか?文系就活生はどのようにIT就活を成功させるべきなのかを解説します。
文系就活生にIT業界はおすすめである!
まずは、私の主張の理由について述べさせて頂きます。持論ではあるものの、数字的に解説できるものなので、信用に足る情報だと思います。
IT人材不足による人材獲得競争
現在、IT業界は深刻な人材不足に悩まされています。経済産業省の発表によると2030年には最大で約79万人のIT人材が不足すると言われています。
実際に、高度な専門知識やスキルを持つエンジニアは不足しており、企業は人材獲得にしのぎを削っています。
以下は転職側のデータになりますが、求人倍率(1人あたりにどのくらいの求人数があるか)がIT業界で顕著に伸びていることが分かります。
基本的に日本は新卒が強い傾向にありますが、転職でこの求人倍率を叩き出すというのは並々ならぬ状況であるというのが伺えます。
また、2030年頃にはエンジニアの高齢化が進み人材不足が懸念されているため、将来に向けて文系出身者であっても採用し教育に力を入れる動きが顕著です。
そのため、IT業界への参入は決して難しいことでもなく、むしろ、育成する環境を整えつつある状況のため安心して入ることができます。
大半の悪い話は、いきなり実践投入される転職者が語り手である場合が多いのです。
IT業界における文系就活生の割合
IT業界では、従来は理系出身者が多くを占めていましたが、近年ではむしろ文系出身者の割合の方が増加しています。
特に、文系出身者がエンジニアとして活躍するケースが増えています。
文系出身者がエンジニアとして活躍するためには、スキルを習得する必要がありますが、研修環境や学習環境の整備やプログラミングスクールなどの影響もあり、スキル習得に困ることは少なくなっています。
また、AIの煽りを受けて、減少傾向にある事務職(経理・人事・一般事務)より、スキルが身に付くエンジニアを選択するという賢い選択をする人が増えているのも事実です。
文系就活生がIT業界はやめとけと言われる理由5選
文系学生はIT業界はやめとけと言われる理由について見てきます。ここからなぜ、やめとけという人が多いのかが垣間見えるはずです。
ITのスキル・知識が不足
IT業界では、常に新しい技術が登場し、学習を続ける必要があります。
そのため、文系出身者の教育が面倒くさい先輩社員たちは、ITの基礎知識やスキルが不足しているといってやめとけと言っています。
ですが、常に勉強をしないといけないのは何もエンジニアだけではありません。私は転職でマーケターになっていますが、通勤時間は常に読書して勉強をしています。
営業の経験もありますが、お客様に買ってもらうために商材の勉強もしていました。
つまり、仕事はすべて勉強しないといけないのです。IT業界が特別ということはないので、無視しましょう。下らない俗説に惑わされるのは時間の無駄です。
さらに、IT業界では、文系出身者向けの研修制度や教育プログラムが充実しており、未経験者でも安心してスキルを身につけることができます。また、プログラミング学習サービスやオンラインコミュニティを活用することで、独学でスキルを習得することも可能です。
実際、何の弊害もないにゃ!やらないのは個人の問題だにゃ~。
長時間労働・離職率のイメージ
IT業界は、長時間労働や離職率が高いというイメージを持っている人も多いです。
ただ、辞める人はどこに行っても辞めます。そういう性分な人です。
確かに、一部の企業では、長時間労働や厳しい労働環境が問題となっているケースもあります。プロジェクトの納期が迫って「デスマーチ」が発生するなどですね。
ソフトウェア開発やプロジェクト管理で使われる言葉で、無理なスケジュールや予算、リソースの不足で行われるプロジェクトで過度な労働時間が生まれること。
しかし、近年では、ワークライフバランスを重視する企業が増加しており、労働時間や休暇制度が改善されてきています。
また、IT業界では、リモートワークやフレックスタイム制を導入している企業も多く、働き方改革が進んでいます。そのため、平均残業時間は20.8時間となっています。
つまり、企業選びで失敗しなければ問題はないということです。
初任給は低めに設定されている
IT業界では、初任給が低めに設定されているという声も耳にすることがあります。
これは、IT業界では、経験やスキルが重視されるため、未経験者の初任給は低めに設定される傾向があるからです。
しかし、IT業界では、スキルアップやキャリアアップの機会が多く、経験を積むことで年収アップも見込めます。また、近年では、IT業界のみならず新卒でも高年収の求人が増加しており、中堅社員より給料が高いなんてこともざらにある状態です。
初年度から年収420万もらえるというのは、求人ボックスの噓くささはありますが、初任給の目安は年収300~350万ぐらいです。
未経験でエンジニアに転職した場合は平均260万~330万ぐらいになるので、圧倒的に優遇されています。
これは1世代前の人達が語っている内容であることが分かります。
普通に給料高すぎて羨ましいにゃ!そこ変われにゃ!
IT業界の3割がブラック企業である
IT業界に、ブラック企業が多いのは事実です。約3割はブラック企業と言われています。
いわゆる釣り求人を使って人を集めている騙し企業です。
しかし、これは成長産業であるが故のサガでもあります。ベンチャー企業はお金を借りて起業することが多いため、返済までに稼ぎ切らないといけません。
そのため、過度な労働時間が生まれることが多いのです。
IT業界全体がブラック企業であるわけではありません。新しい企業が次々と生まれてくるからこそ起こる問題と言えます。
成長産業というのは、循環が激しいという意味も含まれるんですよ。
就職活動をする際には、企業の評判や労働環境をよく調べて、優良企業に入社することをおすすめします。そのために、就活エージェントを利用するようにしてください。
プログラミングの習得が難しい
プログラミングは、文系出身者にとって難しいと感じる人もいます。
プログラミングは何もエンジニアに必須スキルというわけではないのですが、「エンジニア=プログラミング」の構図にしている人は職種選びで失敗しているわけです。
プログラミングが苦痛ならインフラエンジニアを目指せば良いだけです。しかも、最近はAIが発達しているので、今これを言っている人は工夫をしなかった人とも言えます。
また、近年では、プログラミング学習サービスやオンラインコミュニティが充実しており、比較的容易にスキルを身につけることができます。
否定的な意見には裏があるんだにゃ~。
IT業界における文系学生の3つの可能性
では、一方で文系学生がIT業界で目指すとどんなスキルが活かせるのか見てきましょう。
コミュニケーション能力を活かせる
文系出身者は、コミュニケーション能力が高いという特徴があります。
IT業界では、エンジニア職では、プロジェクトを進めるうえでの仲間とのコミュニケーションや顧客との折衝能力、上流ではマネジメント能力などが必要です。
文系出身者は、顧客とのコミュニケーションやチームメンバーとの連携を円滑に進めることが可能です。また、プレゼンテーション能力や交渉力も高く評価されます。
また、日本の採用は実技ではなく、面接を通じたコミュニケーション能力を判断する方式のため、文系に有利があると言われています。
コミュニケーション能力はエンジニアの現場で活かされるにゃ。
ドキュメント作成能力の高さ
文系出身者は、文章作成能力や資料作成能力が高いという特徴があります。
IT業界では、仕様書や設計書、報告書など、様々なドキュメントを作成する機会があります。文系出身者は、わかりやすく正確なドキュメントを作成することが必要です。
あなたが思っている以上に報告書などの文章を作る能力が重要となっています。
昨今では、ChatGPTなどの生成AIによる時短も可能ですが、最終的に人が読んでわかりやすいという状況を作るには基本的な文書作成能力が必要です。また、プレゼンテーション資料や提案書の作成にも役立ちます。
共通一次試験で一定以上の点数が取れる能力は活かせるにゃ!
AI活用による上流工程での活躍
近年、AI技術の進化により、IT業界では、上流工程の業務が自動化されつつあります。
上流工程とは、システム開発の企画や設計、要件定義などを行う工程です。
従来は、専門知識や経験が必要とされ、理系出身者が多くを占めていました。
しかし、AI技術の活用により、文系出身者でも上流工程の業務に携わることができるようになってきました。AIを動かすのはプログラミング言語では、英語や日本語といった一般言語です。
つまり、要件をしっかりとヒアリングして、言語化する能力があればあとはAIやスペシャリストの意見を聞きながら進めることができます。
文系学生がIT業界の就活で有利になる方法
正直、「文系学生こそIT業界にいけ!」と言いたいところではあります。しかし、IT業界は面接や判断基準が他の業界と比べて若干複雑です。
当サイトを見にきてくれたあなたにIT就活で有利になる方法を伝授します。
ITパスポートなどの資格取得
IT業界の就職活動では、資格取得が有利に働きます。
おすすめの資格は「ITパスポート」と「基本情報技術者試験」の2つです。
ITパスポートは、ITに関する基礎知識を問われる資格であり、文系出身者でも比較的取得しやすい資格です。
また、基本情報技術者試験は、より専門的な知識をアピールすることができます。
資格を取得することで、IT業界への関心や基礎知識をアピールすることができます。
特にFラン学生は学歴のギャップを覆すのに絶対取るにゃ!
IT業界の職種と企業を理解する
IT業界には、エンジニア、プログラマー、システムエンジニア、ネットワークエンジニア、セキュリティエンジニアなど、専門性の高い職種が多く存在します。
基本的に選んだ職種の経験を積める会社に入社するのが正解です。
エンジニアになった後は、基本的に学歴のハンディキャップも関係ありません。技術力や資格取得、実務経験といった「スキルであなたの市場価値」が決まります。
選択した企業で業務経験を積めて、初めてあなたの就活が成功となるのです。有名企業か何かは技術力が付いたら後でいくらでも選べます。
就職活動をする際には、自分の強みを活かせる職種や企業を見つけることが重要です。
面接対策で年収アップを図る
新卒のIT業界面接では、コミュニケーション能力が大きく評価されます。
ハッキリと言ってしまいますが、面接対策がしっかりできていて欲しいと思われた人とギリギリ内定をゲットした人では入社段階で年収が変わります。
実際に、私の友人で就活支援をしている方は、「正直受かるかどうかギリギリだった学生が自分の言うことを聞いて頑張ってくれたことで、年収300万ぐらいが限度だと思っていたのに年収360万まで化けたんですよ。」という話を意気揚々に話してくれました。
もう面接は内定を取るためだけの時代は終わりました。
面接対策というのは、入社時の年収に影響を与えるほどの大きな要素です。だから、後悔しないためにもしっかりと専門家に見てもらうことをおすすめします。
文系学生がIT業界の就活で失敗しない方法
IT就活でよくある失敗は「キャリアが分からない」「優良企業が分からない」「面接対策が分からない」の3つです。
逆に言えば、これらが分れば失敗はしにくいです。それぞれ解説します。
エンジニアのキャリアを理解する
エンジニアのキャリアパスの基本は作業工程のどの工程をメインで担当するかです。
基本的に工程は以下のようになっています。
開発エンジニアはシステムの運用・保守と言ったリリース後の業務から入り、慣れてきたら開発したテストをしたり、コーディングをしたり、詳細設計を修正したりします。ここまでが下流工程です。
上流工程になると実際にシステムを開発の初期段階から関わるようになります。
一方、インフラエンジニアは運用しているITインフラの維持として監視・運用から保守・構築と業務が移管していきます。ここまでが下流工程になります。
上流工程では、ITインフラの構築の初期段階から関わっていくというのが一般的なキャリアの流れです。
つまり、いかに「経験を積んで上流工程の仕事に進めるか」がキャリアのカギとなります。あとは、役職が付いてくる仕組みです。
実務経験が重要というのはこういうことだにゃ!
IT企業の優良穴場企業を見つける
次に重要なのが企業の選び方になります。IT業界は以下の5つの業界に分かれていますが、それぞれ別の役割を持っています。
基本的には、インターネット・Web業界、ソフトウェア業界、通信業界、ハードウェア業界に属する企業が、情報処理サービス・SIer業界にシステム開発やインフラ構築を依頼する構造です。
これを「多重下請け構造」といい、以下の図のような関係性となっています。
つまり、重要なのは下請け過ぎない企業に入るということです。
というのも先のキャリアパスでは仕事が工程ごとに分かれていますが、受け数が増えるごとに仕事が細分化され下流の仕事しか流れてきません。
個々の能力に合わせたレベルのプロジェクトにアサインされるのが普通ですが、下層に行けばいくほど簡単な案件しかないので、社内でのキャリアアップが難しくなります。
そのため、多くの不平不満は下層の企業に入った人たちのものです。
IT業界特化の就活エージェントを使う
最後に、「実際問題どこの企業に入れば良いのか?」ここが大きな問題ですよね。
先の画像では大手企業や有名企業を書いてありますが、その実例が分からないというのが本音の部分ではないでしょうか?
IT業界にはあなたの知らない優良IT企業はたくさんあります。優良IT企業を見分けて内定を取るために、IT業界特化の就活エージェントを活用するのです。
いわゆる総合型の就活エージェントは、IT企業の就活で利用するのはあまり利口ではありません。どことは言いませんが、就活生がよく使っている有名なやつです。
理由は単純明快で、様々な企業を扱っているが故にIT業界やIT企業、果てはIT業界の仕事内容すらしっかりと理解できている就活エージェントが非常に少ないからです。
もちろん、良い人もいますが、見つけ出すだけで企業を探す以上の労力を使います。
だから最短ルートとして、IT専門の就活エージェントを利用するのです。私が、現存のサービスをすべて比較しているので良かったら見てみてください。
文系就活生におすすめの就活エージェント
「探すのも面倒くさいから教えて~」という方のために私の方で3社ピックアップしているので、ぜひこの中から選んでください。
文系学生にガチでおすすめのエージェントです。ちなみに「無料」で利用できます。
1位:ユニゾンキャリア就活
ユニゾンキャリア就活は、IT業界に特化した就活エージェントです。
IT業界の企業情報や求人情報に精通しており、文系出身者の就職活動もサポートしています。また、面接対策や年収交渉などのサポートも受けられます。
1番おすすめの理由は口コミや就活体験談の良や評価が尋常じゃないほど多い点です。
多くのエージェントは「なぜ、その企業や職種が良いのか」を教えてくれないけど、厳しい点を含めてしっかりと教えてくれるというのが、口コミや体験談から伺えます。
文系学生が使うのに最も有益な就活エージェントだと判断できます。
2位:レベテックルーキー
レバテックルーキーは、IT業界に特化した就活エージェントです。
業界最大手ということで、文系出身者でも安心して就職活動ができます。また、プログラミング学習のサポートやキャリア相談なども可能です。
業界最大手のため、就活情報の発信を含めたイベント等を多く発信しています。
口コミなどを見ると、学歴が低めの人達には対応が悪かったり、登録するとしつこく電話がかかってくるなど悪い面もありましたが、エージェントの教育がそれだけしっかりとされていると言えます。
情報収集でかなり有益な就活エージェントと言えそうです。
3位:TECH-BASE(テックベース)就活
TECH-BASE(テックベース)就活は、IT業界に特化した就活エージェントです。
強みはインターンシッププログラムにあります。実際に、実務経験としてエンジニアの経験ができるため、就活でアピールできるポイントが増えるのが魅力です。
ただ、就活サポート面はどちらかというと付属のサービスに近いため、インターンで決めてしまうという方には有益ですが、そうじゃない人は就活エージェントの併用をおすすめします。
IT就活エージェントについては下のボタンをクリックすると、詳しく見ることができます。