【就活の闇】就活エージェントはゴミなのか?短絡的な思考に終止符を!

就活エージェントをゴミという学生も少なくありません。
ですが、よく考えてみてください。
「あいつゴミだよね」「これはゴミ」と短絡的に決めつけている学生同士の会話はよくあることです。
しかし、実際に複数の事象を比較して「何が良いのか・悪いのか」を議論しなくては、ただの決め付けに過ぎないのです。
実際のところ、あくまで個人の体験に基づき下される評価であり、ゴミと決め付けしまう学生のレベルもたかが知れています。
本記事では、就活エージェントの特性やゴミという判断軸について言及して、賢く活用するための方法を紹介します。
就活エージェントはゴミなのか?
よくある結論で申し訳ないのですが、「就活エージェント=ゴミ」という2原論的判断は誤りであると言わざるを得ません。
よくない話の解像度を挙げると以下のように分類できます。
- 質の悪い就活エージェントは実在する
- 就活アドバイザー個人の問題も多い
- 結局は対人間のコミュニケーション
質の悪い就活エージェントは実在する
就活エージェントは、就職活動をサポートする役割を担っていますが、質の悪いエージェントも存在します。
学生にとって不満が残る対応が多く、「ゴミ」と評されることもあります。
その理由の一つは、エージェントが学生の意向やキャリア目標を深く理解せず、一方的な求人紹介や面接対策にとどまるためです。
学生は真剣に将来を考えているからこそ、適当な対応や形ばかりのサポートでは信頼を失ってしまいます。

企業の絶対指標が売り上げにある場合、このようなことが起こるにゃ。
就活アドバイザー個人の問題も多い
エージェントの質が低く感じられる大きな要因は、担当する就活アドバイザーの質に起因しています。
就活アドバイザーの中には、十分な企業知識を持っていない、学生一人ひとりの状況に寄り添わない人もいます。
例えば、特定の業界や企業の理解が浅いために、学生の希望に沿った提案ができず、的外れなアドバイスをしてしまうケースも少なくありません。
このような場合は、「自分の時間を無駄にしている」と感じ、不満を抱くことにつながるのです。

大声では言えませんが大手の「○イ○ビ」さんや「リ○○ート」さんなどの総合型エージェントでは起こりやすいにゃ。
結局は対人間のコミュニケーション
就活エージェント利用の成否は、担当者との関係性に大きく依存します。
学生とアドバイザーの間でしっかりとコミュニケーションが取れ、信頼関係が築ければ、質の高いサポートが得られます。
しかし、価値観や考え方が異なると、円滑なやり取りが難しくなります。
エージェントを利用する際には、初回の面談やカウンセリングでアドバイザーの対応を確認し、相性が合うかを見極めることが重要です。

一定以上の自己開示は必要というわけだにゃ。
ゴミと言う学生を企業は採用しない
先ほどは、エージェント側にフォーカスを当てましたが、実際ゴミと言ってしまう学生側にも問題があるというのも事実です。具体的には以下のような問題があります。
- ゴミという言葉に知性を感じない
- SNSに重要情報を載せる危険性がある
- 自分の努力不足を表現している
企業のサービスをゴミという人材を欲しいと思わないです。だから相手にされないのも理解できるのではないでしょうか?
ゴミという言葉に知性を感じない
就活エージェントを「ゴミ」と称する学生は、自分を冷静に客観視できていない可能性があります。
就職活動は、自分自身の強み・弱みと向き合い、成長するプロセスです。その中で整理整頓して、企業にPRするのが就活です。
特に、就職活動の場合は、企業の採用の判断軸は成長の可能性が大半を占めます。
しかし、安易に「ゴミ」という表現を使用することは、自己成長を妨げる要因にもなるうえで、素直に仕事をしてくれないと判断せざるを得ません。

過激な言葉を使う前に、自分の改善点を見つめ直す姿勢が大切だにゃ。
SNSに重要情報を載せる危険性がある
一部の就活生は、SNSに就活状況やエージェントについての情報を載せていますが、非常にリスクの高い行動です。
企業の多くがSNSで応募者の人柄や言動をチェックする中、ネガティブな内容や批判的な発言は、採用評価に悪影響を及ぼしかねません。
また、無意識のうちに企業や他者に関する機密情報を流出させる可能性もあり、トラブルの原因となることもあります。
ゴミ評してしまう学生はリスクが高いと考えて、企業はどの道採用しません。

自分の努力不足を表現している
エージェントを「ゴミ」と評価する学生には、自分の努力不足をエージェントに転嫁している場合もあります。
就職活動はエージェント任せにするのではなく、自分の目標や必要なスキルを明確にし、積極的に努力を重ねることが成功のカギです。
エージェントはあくまでサポート役であり、内定を獲得するためには、自己分析や企業研究など学生自身の主体的な行動が欠かせません。
成果を得られない理由を他者に押しつけず、自分自身の課題に真摯に向き合う姿勢が重要です。

ゴミとか言っている時点で、その程度の人間であるということだにゃ。
就活エージェントの顧客は企業である
企業側と学生側の両軸で見てきましたが、学生はビジネス視点を持っておく必要があります。結論をいえば、あなたは就活エージェントにとって本当の意味で顧客ではありません。

就活生はwin-winの関係に過ぎない
就活エージェントは、企業から手数料を受け取って、人材を紹介するビジネスモデルです。
つまり、就活エージェントの顧客は企業であり、学生はあくまでも企業に紹介される対象です。
学生は、エージェントを利用することで、企業とのマッチング機会を増やすことができます。
しかし、エージェントは企業のニーズを満たすために、学生を紹介している側面も理解しておく必要があります。
面接対策に「10時間かかる人」と「2時間かかる人」両者共に紹介手数料が60万だった場合、あなたはどっちを支援したいですか?
紹介できる人材か判断する必要がある
就活エージェントは、すべての学生を企業に紹介できるわけではありません。
企業は、自社の求める人材を厳選して採用しています。問題児や絶対に落ちる人を紹介して、採用担当者の時間を奪うわけにもいかないのです。
そのため、エージェントは、学生のスキルや経験、志望動機などを考慮し、企業に紹介できるかどうかを判断します。
面接対策などやるべきことをしない学生は支援対象ではなくなってしまうのです。

重要なのは「素直さ」「自己開示」「関係構築」の3つだにゃ。
質の悪い就活アドバイザーの5つの特徴
上記のビジネスの話はかなり真っ当な就活エージェントの話です。反対に学生をただの商売道具のように考えている就活エージェントは以下のような特徴を持っています。
- ヒアリングを行わずに話を進める
- 業界や仕事内容の知識に乏しい
- 合意なしで大量に求人応募する
- 書類通過率をやたらと押してくる
- 面接対策に時間を取らずに進める
ヒアリングを行わずに話を進める
質の悪い就活アドバイザーは、学生の話を十分に聞かず、自分の判断で物事を進めてしまうことがあります。
学生の意向や強みを無視した一方的なサポートにつながりがちです。
例えば、学生の希望する業界や職種に合わない求人を紹介したり、自己分析やキャリア目標を確認せずに面接対策を指導することがあります。
このようなアプローチでは、学生にとっての価値あるサポートは得られず、エージェントへの信頼が損なわれることが多いです。
業界や仕事内容の知識に乏しい
業界や仕事内容に関する十分な知識がないアドバイザーは、適切なアドバイスができず、誤った情報を提供するリスクがあります。
IT業界や金融業界など、専門知識が求められる分野では、知識不足が学生のキャリア選択に悪影響を及ぼすことも少なくありません。
学生が疑問を感じたときに、信頼できる情報を提供できないアドバイザーには、サポートの質が低いと判断されやすく、最終的に学生の意欲を損なう可能性もあります。

合意なしで大量に求人応募する
学生の合意を得ずに大量の求人応募を行うアドバイザーも存在します。
学生にとって迷惑であり、無駄な面接や書類対応の負担を増やす原因です。
学生には、応募先を自分で選ぶ権利があり、アドバイザーが勝手に応募を進める行為はモチベーションを下げ、場合によっては不信感を生むことになります。
質の高いエージェントを見極めるためにも、常に合意を確認する姿勢をチェックしましょう。
書類通過率をやたらと押してくる
書類通過率を強調するアドバイザーは、学生の不安を過度に煽るリスクがあります。
通過率の高低は学生の適性やスキルと直結するわけではなく、採用担当者のニーズや応募者の競争率にも影響されます。
しかし、アドバイザーが通過率を押すことで、学生は焦りを感じ、思い通りにいかない場合に自信を失う可能性があります。
書類通過率に依存することなく、自分の準備に集中することが重要です。

面接対策に時間を取らずに進める
面接対策は、就職活動における重要なプロセスです。
しかし、質の低いアドバイザーは、面接対策を簡単に済ませることがあります。
例えば、一般的な質問に対する模範解答のみを提供し、学生個人の特性や強みに基づいた具体的な指導を行わない場合があります。
学生にとっては、表面的な対策では本番の面接での自信につながりにくいため、面接準備にはしっかりと時間をかけてくれることが大切です。

面接対策の動画や記事の中には「その回答じゃ落とすよ」というのが多いにゃ。
優良就活アドバイザーに共通する3つの特徴
では、反対にあなたが出会えたらラッキーな就活アドバイザーについてまとめておきました。
- 悪い面もしっかりと教えてくれる
- あなたのダメな行動を叱ってくれる
- 業界に精通してキャリアを教えてくれる
悪い面もしっかりと教えてくれる
優良な就活アドバイザーは、学生が現実的な視点で就職活動に臨めるよう、厳しい側面も含めて正直に伝えます。
学生が理想だけでなく、選考の厳しさや業界の現実も理解することで、より冷静に判断ができるようサポートします。
具体的には、企業の求めるスキルや、競争の激しさ、業界特有の難しさについても解説し、学生が志望企業と自分の適性を正確に見極められるよう支援します。
こうしたアプローチは、入社後のミスマッチを防ぐ効果もあります。売り上げだけなら良い部分しか話をしません。
あなたのダメな行動を叱ってくれる
学生の行動に問題がある場合、しっかりと指摘し叱ってくれるアドバイザーは、成長を真剣に考えている証拠です。
例えば、面接準備が不十分だったり、レスポンスが遅かったりといった行動を叱られることで、自分では気づかなかった改善点に気づきやすくなります。
このような指摘は学生にとっては厳しいものかもしれませんが、就職活動を成功させるために重要な気づきを与えてくれます。
人間は自分が嫌われたくないと思った時に相手を肯定するような行動を取ります。
これはあくまで自己保身です。本当に優しい人は自分軸ではなく、相手軸で大事なことを伝えてくれます。
業界に精通してキャリアを教えてくれる
業界に精通したアドバイザーは、学生にとって心強い存在です。
業界や職種について豊富な知識を持ち、学生の強みや適性を踏まえたアドバイスを行います。
また、各業界のトレンドや将来性についても理解しているため、学生は業界全体の流れや、自分のキャリアビジョンと照らし合わせて選択ができるようになります。
アドバイザーの知見に基づいたサポートは、就職活動の計画をより具体化し、学生にとって安心感と方向性を提供します。

就活エージェントは複数使用が大前提
就活エージェントがゴミだと思った人は複数のエージェントを使って下さい。1社はゴミだと感じたかもしれませんが、その違いに気付くことができます。
就活アドバイザーの比較ができる
複数の就活エージェントを利用することで、異なる視点や意見からのアドバイスを受けられるため、自分の適性やキャリアについて客観的な理解が深まります。
各アドバイザーの得意分野や指導スタイルが異なるため、自分に最も合った支援を見つけることができ、面接対策や自己分析などの精度も上がります。
また、複数のエージェントが持つ求人情報に触れることで、応募可能な企業の幅が広がり、自分に最適な職場環境やキャリアパスを見つけやすくなります。
就活アドバイザーを変えられる
複数のエージェントを利用していると、担当アドバイザーを比較して適切なタイミングで変更できるメリットがあります。
相性が合わない、または自分の希望に合ったアドバイスが得られない場合、他のアドバイザーに切り替えることができるため、就活のストレスを軽減しながら進められます。
エージェントの利用はあくまでもサポートの一環であり、遠慮せずに自分に最適なアドバイザーを選ぶことが、より良い結果につながります。
就活で盲目的になるリスクを回避
就活エージェントに頼りすぎて、自分の判断力を失うのは避けるべきです。
複数のエージェントを利用することで、異なる視点を得られるため、自分のキャリア選択に対して客観的な判断ができ、盲目的な行動を防ぎやすくなります。
例えば、あるエージェントが薦める求人に対して他のアドバイザーが異なる意見をくれることで、企業研究や自分の適性を改めて見直す機会を得られます。
複数の意見を参考にすることで、バランスの取れた視点を保ちながら、自己判断で就活を進める力が養われます。
業界特化型エージェントが最強である
総合型エージェントは広く浅く
総合型エージェントは、多様な業界の求人を取り扱っているため、多くの選択肢を提供してくれるのが特徴です。
しかし、業界ごとの専門性は高くない場合が多く、特定の業界や職種に絞った具体的なアドバイスを受けにくい点があります。
IT業界や金融業界など専門知識が求められる分野では、総合型エージェントのアドバイスが表面的で、就活生の希望に対して十分に応えられない場合があります。
そのため、特定業界でキャリアを築きたい学生には、専門知識が豊富なエージェントを活用するほうが得策です。
特化型エージェントは狭く深く
業界特化型エージェントは、特定の分野に精通しているため、学生にとって信頼できる情報源となります。
業界特化型エージェントは、企業ごとの文化や最新の採用動向にも精通しており、業界に関する知識を深めながら、キャリアプランの詳細な相談ができる点が強みです。
また、アドバイザーはその分野での経験や専門的なネットワークを持っているため、業界内でのキャリアパスや成長機会について具体的な情報を提供できます。
将来性や自分の強みを活かした戦略的なアドバイスを受けたい場合には、業界特化型エージェントの利用が最適です。
