GMOインターネットのエンジニア職|基盤刷新・通信・AIの仕事
GMOインターネットのエンジニア職を調べるなら、使う技術と、改善する対象を組み合わせて見るのがおすすめです。サービスを動かす基盤、通信を支えるネットワーク、問い合わせに答えるAIでは、日々考える課題が異なります。
クラウドやAIという技術名だけでは、実際に何を変え、何を確かめる仕事なのかまでは分かりません。既存システムの更新や運用の自動化、回答の評価など、利用者からは見えにくい開発もあります。
社員の担当例を具体的に比べると、自分が関心を持つ作業を探しやすくなります。その関心と、募集職種や応募条件を照らし合わせることが、企業研究を次の準備につなげる手掛かりになります。
本記事では、GMOインターネットのエンジニア職を知りたい就活生に向けて、基盤刷新・ネットワーク・LLMの3つの担当例と、2028卒の募集条件を読むポイントを解説します。
GMOインターネットでは、サービスと基盤の両方を開発する
GMOインターネット株式会社は、インターネットインフラ事業とインターネット広告・メディア事業を展開する会社です。公式採用noteは、GMOアドパートナーズが2025年1月から現在の社名になったと説明しています。企業研究では、グループ名だけでなく、募集元の法人名も確認しましょう。

同社の仕事紹介には、Webアプリケーションの開発だけでなく、インフラの設計・構築や運用、データ・AI、セキュリティなどの役割があります。サービスの機能を作る仕事と、それを動かす基盤の性能や安定性を支える仕事の両方を持つ会社です。
職種名に加えて、何を作り、何を運用するかを確かめると、開発の範囲を捉えやすくなります。インフラの仕事にも改善のための開発があり、アプリケーションの仕事にも運用が含まれます。開発と運用を完全に別の役割と決めつけないことが大切です。
2028卒の募集要項は、Webアプリケーション、インフラ、セキュリティ、データAIの4職種を示しています。一方、社員インタビューは、掲載時点における本人の担当を知る資料です。募集職種の全体像と個人の経験を照らし合わせると、同じ職種の中でどのような作業があるかを具体的に考えられます。
企業研究や経験の整理を相談したい場合は、ITエンジニア志望者向けサービスの特徴も確認できます。
3つの実務例で、改善する対象の違いを読む
基盤刷新、ネットワーク改善、LLMシステム開発では、良くしようとする対象が異なります。2025年に掲載された3人の担当例を、作業と判断の観点で比べます。
| 掲載社員の担当例 | 改善する対象 | 考える課題 |
|---|---|---|
| 基盤刷新 | システムの稼働環境と実装 | 何を移行し、何を置き換えるか |
| ネットワーク | 通信と社内の運用基盤 | 速さ・費用・運用効率をどう改善するか |
| LLMシステム | 参照する知識と回答 | 何を根拠に回答の質を確かめるか |
基盤刷新|動かす環境と言語を更新する
2025年10月掲載の座談会で、同年度に新卒入社した山口達也氏は、お名前.comの基盤システムと、レジストリ間の通信を担うアプリケーションの刷新を説明しています。既存の仕組みを更新する担当例です。
当時は、オンプレミス環境からAWSへの移行と、新しい開発言語への置き換えを並行して進めていました。自社で機器を管理する環境を変えることと、アプリケーションの実装を変えることの両方に取り組んでいます。

機能だけでなく、動かす環境や実装の更新にも注目すると、基盤刷新の仕事を理解しやすくなります。クラウドという名前に興味を持った場合も、何を移し、どの仕組みを作り直す担当なのかまで見ると、知りたい仕事を具体化できます。
AWSの基礎知識と、資格だけでは扱いきれない実務の違いは、クラウドプラクティショナーの記事で確認できます。

ネットワーク|通信の速さと運用を改善する
同じ2025年10月の座談会で、新卒入社の木佐木皓平氏は、サービスの通信が通るバックボーンの改善を担当すると説明しています。大量の通信を速く、費用を抑えて提供するための仕事です。
具体的には、ルーターやスイッチの設定、帯域の調整、監視システムの運用を扱い、障害時には原因の調査から対策まで取り組みます。もう一つの担当は、社内の運用管理ツールの基盤です。自動化やモニタリングシステムの開発で、運用効率とサービス品質の安定を目指していました。

監視の有無だけでなく、改善する対象と目的まで見ることが大切です。通信自体を良くする作業と、運用を進めやすくする開発では、向き合う課題が違います。ネットワーク担当という一つの名称の中にも、複数の改善対象があります。

通信を支える仕事にも、運用を良くする開発があるにゃ!
LLM開発|参照する知識と回答の質を整える
2025年11月掲載のインタビューで、2023年度新卒入社の鈴木亮介氏は、kitaQLLMの周辺システム開発を説明しています。当時は社内支援から、お名前.comのヘルプページなどで利用者を支える仕組みへ広がっていました。
自社データで追加学習したモデルではなく、用意した顧客対応の知識から必要な情報を検索し、質問とともにLLMへ渡すRAGを使っています。回答の質は、担当者による確認、LLMによる評価、利用者アンケートの3つの軸で見ていました。

モデル名だけでなく、何で回答を評価するかを見ると、AI開発の仕事が具体的になります。知識を参照させる仕組みを作ることに加えて、正確さや分かりやすさ、利用者の課題解決を確かめる視点も重要な担当例です。
開発中のAIの応答を確かめ、改善を重ねた別企業の担当例は、DeNAの仕事内容でも確認できます。

2028卒採用は職種・対象期間・必要スキルを分けて読む
2026年10月11日に確認した公式採用ニュースは、同月8日に2028卒エンジニア職の本選考募集を開始したと案内しています。募集要項の対象は、2027年4月から2028年3月に卒業見込みの学生で、学部・学科は問いません。卒年と卒業対象期間を併せて確認しましょう。
必要なスキルの欄は、4項目のいずれかを持つ人を対象にしています。全項目を同時に必須とする表記ではありません。技術への関心、貢献への意欲、基礎の習得とアウトプット、開発する力という異なる内容なので、自分がどの項目に関わる経験を説明できるか整理すると読みやすくなります。
- AIや新しい技術についての知識・関心
- 地域とともにインターネットの文化・産業に貢献したい意欲
- 情報処理の基礎を身につけ、学んだ内容をアウトプットしていること
- 自力でソフトウェアを開発できる力
募集要項は、保有するスキルに応じて4職種のいずれかを担当すると説明しています。Webの設計・開発・運用と、インフラ商材の企画・開発・運用では、扱う対象が異なります。セキュリティは診断と他の技術者との改善、データAIは基盤の設計から活用や効果検証までが説明の中心です。
社員の担当例への関心と、現在の応募条件を分けて確かめることが大切です。公開ページにはマイページからの応募方法があります。個別フォーム内の受付状態は未確認のため、応募する際は募集ページから現在の案内を確認してください。
出典:GMOインターネット 2028卒 エンジニア職 募集要項
技術名に加えて、何を良くする仕事かで選ぼう
GMOインターネットの仕事を選ぶときは、クラウド、ネットワーク、AIという技術名に、良くしたい対象を足して考えてみましょう。システムの動かし方を更新すること、通信や運用を改善すること、回答の質を確かめることでは、関心を持つ作業が変わります。
3つの担当例は、同じ案件の工程を分けたものではありません。それぞれの仕事で、何を変え、何を良い状態と考えるかが異なります。気になった作業について、使う技術だけでなく、目的や確認する結果も言葉にすると、職種名から一歩進んだ企業研究になります。
自分の経験も、目的・判断・確かめた結果で整理するのがおすすめです。完成したものの名前だけで終えず、なぜその方法を選び、何を確認し、どこを改善したかを振り返りましょう。仕事への興味を、自分が取り組んできたことと結び付けやすくなります。
まだ詳しくない技術がある場合は、分からない用語と、調べたい作業を分けてメモしておきましょう。募集要項の職種説明と社員例を行き来すると、次に学びたい内容も絞れます。応募に向けては、対象期間と必要スキルを確かめ、どの経験を具体的に伝えるかを考えてください。
経験の整理や企業研究を相談したい場合は、ITエンジニア志望者向けサービスの対象と活用法も確認できます。


